転職会議レポート

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働きながらでもできる!小さく始める転職活動のメリットとポイントを解説

転職活動を始めるにあたって、今の仕事を辞める決意をする必要はありません。働き方のビジョンをはっきりさせるためには、むしろ働きながら小さく転職活動を始めることが大切です。今回は、「小さく始める転職活動」のメリットと具体的な方法をご紹介します。(監修:キャリアコンサルタント・ブロガー みゆきちさん)
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働きながらでもできる!小さく始める転職活動のメリットとポイントを解説

転職活動を始めるにあたって、今の仕事を辞める決意をする必要はありません。働き方のビジョンをはっきりさせるためには、むしろ働きながら小さく転職活動を始めることが大切です。今回は、「小さく始める転職活動」のメリットと具体的な方法をご紹介します。(監修:キャリアコンサルタント・ブロガー みゆきちさん)
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転職活動はいつ始めてもいい

転職活動というと、企業との面接をイメージして身構えてしまう方も少なくないでしょう。しかし、面接の前には転職先のリサーチや、応募のための書類の用意という手順があります。その後、書類選考が通ってから初めて面接が行われるので、むしろ面接を受けたくても受けられないという結果だってあるのです。

まずは、転職や働き方に対する考えの整理など小さい準備から始めましょう。転職へのアンテナを張っている状態を作ることで、いざとなったときに焦って転職し失敗してしまうことも避けられます。

まずは職務経歴書の作成から

小さく転職活動を始めるにあたって最初のステップとしておすすめなのが、職務経歴書を作ることです。対外的なコミュニケーションが発生する作業ではないため、同僚などの目を気にする必要はありませんし、これまでの経歴を書き出すことによって、転職を考えるようになったきっかけや現状に対する不満のほか、自分が仕事に対して求めているものが見えやすくなります。

業界地図を見てみる

関心や視野を広げる業界研究のためには、書店で販売されている「業界地図」を読むこともおすすめです。年に1回出版される業界地図では、あらゆる業界ごとの勢力図や、勢いの良い業界などを知ることができます。検索に基づく情報を見ることになるインターネットでのリサーチに対して、自分の知識では思いつけなかった業界を知ることができるのがメリットです。

合同企業説明会に行ってみる

たくさんの企業がブースを出展する合同説明会に参加してみるのもおすすめです。履歴書が不要の場合もあるので、「どんな企業があるのか知りたい」「軽く話だけ聞いてみたい」というだけの動機で臨んでも問題ありません。むしろ企業はわざわざ出展料を払ってまで「話を聞いてもらいたい」と思っているのです。

新卒向けイベントと異なり、転職向け説明会は土日に行われることも多く、働きながらでも参加しやすくなっています。特に準備をしなくても1日でいろいろな企業を見ることができるので、転職活動の入口として視野を広げやすいでしょう。

副業・ボランティアを始めてみる

今の仕事を続けながら、ボランティアや副業を始めるという選択肢もあります。 例えば「子どもに関わる仕事がしたかったけど、働き方との兼ね合いで諦めてしまった」といった場合には、地域のボランティアで小学校や幼稚園を訪問する活動に参加してみるとか。

実現したいことを1つの仕事だけで全て解決する必要はありません。「今の仕事の待遇や人間関係に不満は無いけど、やりがいが足りない」と感じるなら、やりがいだけは仕事以外の部分で求めてもいいのです。安定している軸があることは強みですし、趣味で始めたことが結局転職につながることだってあり得ます。

教育訓練給付制度を使う

キャリア形成に向けての行政による支援として「教育訓練給付制度」があります。 資格取得を目指す講座などのうち厚生労働大臣の指定を受けたものについて、受講にかかった費用の20~70%(上限あり)が修了後に給付されるというものです。

雇用保険の加入歴など受給資格の条件はありますが、働きながらでも利用できる制度なのでぜひチェックしてみてください。 資格を取得しておけば、いざ転職に本腰を入れる段階できっと武器になりますし、学ぶ意欲があることのアピールにもつながります。転職だけでなく、今の仕事にも生かせる知識が得られるかもしれませんよ。

周りの人や上司・同僚に自分の評価を聞いてみる

転職に関して具体的な希望があれば応募先の企業や希望業界に勤める人の声を聞くのがいいですが、もっと手前の段階では友人などから仕事に関する話を聞いてみるのも面白いと思います。インタビュー感覚で「仕事の面白さは?」「つらいところは?」「どうして今の会社を選んだの?」など質問してみると、新たな価値観を知って自分の仕事を客観視できるかもしれません。

あるいは自分の印象について、「友人としての付き合いを通して感じた強み」や「向いてそうな仕事」を聞くことでも、キャリアを考える上での視野を広げることができるでしょう。

さらに言うと、このような話を社内の人とできるのが理想だと思います。仕事における長所・短所は、一緒に働いている人が最もよく分かっているはずだからです。いきなり相談するのは難しいかもしれませんが、例えば上司との1on1(ワンオンワン)のミーティングや人事査定などのタイミングを利用して、「同期と比べて私は○○の点が弱く感じるのですが、ご意見をいただけますか?」「反対に、生かしていけそうな強みなどはありますか?」と聞いてみると、自覚できていなかったリアルな意見をもらえるでしょう。

転職活動を始めると職場にばれる?

転職をしようとしていることが職場にばれてもクビになったり評価を大きく下げられたりということはありませんが、単純に気まずいですよね。

職場に気づかれるとしたら、やはり時間を合わせた対応が必要になる面接が始まるタイミングが多いです。半休の取得が増えたことから察されたり、選考結果を電話で受けた際の対応を聞かれてしまったり。例えば在宅勤務中のリモート面接であれば昼休みの時間帯に設定してもらうなどの工夫もありますが、いずれにしても悪いことをしているわけではないですし、ある程度は覚悟するしかありません。

転職エージェントの利用においては、面談を18時以降に設定できることもあり、現在の働き方によって定時退社後の利用なども可能でしょう。「同じ業界で転職する場合、転職エージェントやスカウトサイトに登録したら今の職場に見つかってしまうのではないか」という懸念もあるかもしれませんが、基本的には現在の勤務先を登録することでその企業に表示されなくなる機能があるため問題ありません。

以上、小さく始める転職活動についてご紹介してきました。転職活動の経験が無いと最初の一歩を踏み出すのに勇気がいるかもしれませんが、むやみにハードルを高くせず、働き方へのビジョンを明確にするためにも少しずつ動いてみましょう。

プロフィール:
キャリアコンサルタント・ブロガー みゆきちさん
国家資格キャリアコンサルタント。大手転職エージェントでキャリアアドバイザーを経験後、現在は人材業界で法人営業と企画職を兼務。20代の総合職女性、30代のワーママを中心にキャリア相談を行いつつ、月1でキャリアに関する勉強会「朝キャリ8」を主催。ブログでは転職・キャリア情報を発信中。1児の母。
https://miyukichi.com/

文:小林景太/ノオト
編集:リブセンス + ノオト

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