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職務経歴書の書き方が分からない!気になる疑問10個解決します

転職活動では職務経歴書の提出を求められますが、慣れないうちは「まず何から書けばいいの?」「第二新卒で書けることが少ないけどどうすればいい?」などの疑問が生まれることもあるでしょう。今回は、そんな職務経歴書の作成で悩みがちなポイントを解決します。(監修:キャリアコンサルタント・ブロガー みゆきちさん)
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職務経歴書の書き方が分からない!気になる疑問10個解決します

転職活動では職務経歴書の提出を求められますが、慣れないうちは「まず何から書けばいいの?」「第二新卒で書けることが少ないけどどうすればいい?」などの疑問が生まれることもあるでしょう。今回は、そんな職務経歴書の作成で悩みがちなポイントを解決します。(監修:キャリアコンサルタント・ブロガー みゆきちさん)
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転職活動で必須となる「職務経歴書」。作成時に生まれがちな疑問を10個紹介し、対応策を解説します。

Q1.経歴は何をどういう順番で書く?

職務経歴書では、主に「職歴の要約」「具体的な業務内容や実績(職務経歴)」「自己PR」の3点を書くことになります。

最初に5行程度で書く「職歴の要約」は、新卒の方であれば1社目のことから時系列順に書きましょう。キャリアの豊富な方は新卒入社時のことを書いても採否の判断材料になりにくいので、現在のスキルにつながるところから書きましょう。

「職務経歴」では、最新の経歴から順番に書いていきます。具体的な数字などを使いつつ、応募先の業務につながる経験や実績を書きましょう

Q2.何から書き始めればいい?

まずは職歴の要約から書き始め、職務経歴、自己PRの順に取り組むのがおすすめです。事実ベースで書き連ねられる職歴の要約・職務経歴に比べ、一から文章を考える自己PRの作成は大変な作業になるかと思います。職務経歴を作成する段階で情報をひととおり書き出せてしまえば、自己PRに使える要素も選びやすくなります。

Q3.第二新卒の職務経歴書には何を書く?

第二新卒での転職活動では、職務経歴書に書ける内容が少なくて困ることもあるかもしれません。経歴の浅い方の職務経歴書はA4サイズで1枚分埋められれば十分ですし、新卒に近い人材はその若さ・キャリアの浅さが強みになるところもあるので、無理に背伸びをする必要はありません。スキル面・精神面に分けてこれまでの仕事の取り組み方を伝えつつ、自己PRの欄で「どれだけ積極的に業務を学んできたか」と、素直な姿勢をアピールするのがいいと思います。

また、第二新卒の職務経歴書は就職してからの経験が重視される傾向にあるため、学生時代のインターンシップの経験は記載しない方が無難です。

Q4.今と異なる職種・業界への転職ではどう書く?

異なる職種への転職では、応募する職種につながるような切り口で実績をアピールしましょう。例えば、営業職をしていた方が事務職に転職する場合には「バックオフィスとやりとりする過程で申請業務の効率化を提案してきました」と適性を示したり、同じ営業職でも業界が大きく変わる場合には営業の手法(訪問、テレアポなど)・顧客の属性(個人、法人など)・商談前後の対応などで応募先の業務に共通する経験を提示したり、といった書き分けが重要です。

新たな仕事でも通用するスキルを持っていることを示せれば、企業側も採用後の活躍をイメージしやすくなります。

Q5.資格や特技を書く必要はある?

趣味や特技、副業の実績については、応募先の業務に関連する内容であれば書いていいでしょう。自己PRの部分で記述してもいいですし、たくさん書けそうなら別添としてもう1ページ用意しても問題ありません。

Q6.短期間の職歴が多い場合はどう書く?

短期間での離職が続いていると「またすぐやめると思われるのではないか」と不安になるかもしれませんが、同じ専門性を持つ仕事だったのであれば、そこで培ったスキルを中心に書けば問題ありません。経歴の一貫性を示し、「だから今ここを受けているんです」というメッセージが伝わるように書ければ立派な説得力になります。

Q7.専門性の高い実績はどのぐらい詳しく書く?

伝えたい実績が専門的な場合には、どれほど詳しく書けばいいか悩むこともあるかもしれません。しかし採用の過程においては、入社した後に所属するチームの上長も職務経歴書に目を通すことになりますし、関連する業務の実績であれば全く通じないことはないので心配せずに書きましょう。

むしろ一般的に分かりやすそうな実績の記述こそ気を使う必要があります。例えば「営業の目標達成率が100%でした」とだけ言っても、達成するのが当たり前の目標値だと捉えられてしまえば実績としての本当の価値は伝わらないですよね。前年との売上比や部署内の順位で比較するなど、絶対値と相対値をうまく使い分けながら切り口を選びましょう。

Q8.実績を盛って書いたらどうなるの?

職務経歴書は選考を通るためだけの書類ではなく、入社後の配属先やチーム編成にまで影響するものです。書こうとすれば実績を「盛る」ことはできてしまうかもしれないですが、自分に適した働き方をするためにも、職務経歴書は素直に書いた方がプラスに作用します。経歴詐称はそもそもしてはいけないことですし、メリットも無いと考えた方がいいです。

Q9.職務経歴書をブラッシュアップするコツは?

職務経歴書が完成したら、一度印刷して見てみましょう。画面から紙へと形式を変えて読んでみると、意外な気づきがあります。

受ける会社が決まっている段階であれば、その会社の募集要項を見直すのも効果的です。業務内容・必須条件・歓迎するスキルなどが具体的に書かれているので、アピールできそうな業務経験を追加で思い出せたり、反対に「ダラダラと書いていたけど要約すればこの業務のことだ」という表現を拾えたりします。企業への理解を深めるという点では、新卒採用向けのサイトを見ることもおすすめします。中途採用の募集ページよりも詳しく書かれていることが多く、具体的な働き方をイメージするのにも役立ちます。

採用情報を見直していくと「今の自分にはまだこのスキルが足りない」という部分も見えてくるかもしれませんが、その場合は今後学んでいく姿勢を自己PRで示したり、面接で話せるように準備しておいたりするだけでアドバンテージになります。

Q10.添削はどのようにしてもらう?

よりよい職務経歴書を作るためには、添削を受けることも重要な手順です。添削を受けるためのサービスには、主に以下の2つがあります。

転職エージェント

利用者の入社が決まった段階で採用企業側からお金をもらうビジネスモデルなので、内定を得るためのサポートとして職務経歴書の添削もしてくれます。過去に採用された人材・採用されなかった人材に関するデータも蓄積しており、業種・業界ごとの効果的なアピール方法を提案してくれます。

キャリアコンサルタント

内定が絶対条件ではないため、よりフラットなアドバイスをもらえます。もちろん希望する転職先がある場合はそこに向けたサポートができますし、長期的なキャリアアップを見据えて「今の環境でもう少し経験を積めばさらに可能性が広がる」といったアドバイスもできるかもしれません。内定を得るためのサポートに特化している転職エージェントに対して、幅広いキャリアプランを提案できるのがキャリアコンサルタントの強みです。

これらのサービスのほか、応募する企業に近い職種・業界で働く知人がいれば、そういった方に職務経歴書を見てもらうだけでも価値はあります。外部からは気づきにくい専門的な指摘をもらえるかもしれませんし、現場として求める人材・スキルについての意見はとても貴重なものです。

以上、職務経歴書の作成にあたって生まれがちな疑問とその対応策をご紹介しました。

「職務経歴書とは何か」「どのような考え方で作成すればいいのか」といった基礎的なことについては、以下の記事でご紹介しているので、ぜひ併せてご覧ください。

プロフィール:
キャリアコンサルタント・ブロガー みゆきちさん
国家資格キャリアコンサルタント。大手転職エージェントでキャリアアドバイザーを経験後、現在は人材業界で法人営業と企画職を兼務。20代の総合職女性、30代のワーママを中心にキャリア相談を行いつつ、月1でキャリアに関する勉強会「朝キャリ8」を主催。ブログでは転職・キャリア情報を発信中。1児の母。
https://miyukichi.com/

文:小林景太/ノオト
編集:リブセンス + ノオト

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