1.「これだから、ゆとりは…」
自分の予想に反する発言をした時や、期待どおりに行動してくれなかった時、ついつい言ってしまいがちなのがこの一言。当のゆとり世代は、経験不足によるミスかもしれないのに「何でもかんでも“ゆとり”でまとめないで!」と思っています。一括りにして批判するだけでは彼らのモチベーションは下がる一方。彼らの行動が世代の特徴によるものなのか、単純に経験不足によるものなのかを適切に判断することが重要です。
2.「さすが、ゆとり世代!」
うっかりミスはだれにでも起こることなのに、ゆとり世代の場合だけはとにかく揶揄してしまいがち。注意するほどのミスでもないところで「さすが、ゆとり世代は違うね」と皮肉まじりのジョークを言っても、笑っているのは先輩だけ。言われた方はシラけています。
3.「僕が若い頃は…」
「僕が若い頃はもっと上司が厳しかった」、「私が若い頃は徹夜で働くなんて当たり前だった」などの武勇伝は、「時代が違うので」としか思われていません。尊敬できる上司の言葉ならまだしも、頭ごなしに「ゆとり世代」で括るような上司の話ならなおさら。未来に役立てられない過去の栄光や苦労話は、ゆとり世代でなくても退屈なものです。
4.「そんなことも分からないの?」
経験が不足していることを自覚していても、馬鹿にされるような言い方をされると「そんな言い方しかできないの?」とついつい思ってしまうものでしょう。悔しさをバネにしてほしいと期待して厳しくしすぎると、「ではどうすれば?」とやる気をなくしてしまいます。新人世代の成長を望むなら、長所を伸ばすポジティブな指導を心がけてみてはいかがでしょうか。
5.「モチベーション低すぎない?」
「支持待ち族」や「マニュアル人間」が一定数存在するのも事実ですが、本当に右も左も分からない状態で「指示されないと何もできないの?」という指摘は酷というもの。自主性を重んじる姿勢のつもりが、教育の放棄につながっているなら、それは先輩社員の監督責任。やる気があっても動けない状況にないかを見極めるのも、経験豊富な上司が担うべき役割なのかもしれません。
6.「付き合い悪いね」
飲み会の誘いを断ると「はっきり断るんだね」という上司の冷ややかな一言。勤務時間外のコミュニケーションは、先輩と後輩が打ち解ける上で有効な手段ですが、唯一無二の手段でもないことを理解すれば別の交流方法が見えてくるもの。参加しない彼らのスタンスに苦言を呈しても何も始まりません。「プライベートの時間と仕事を混同したくない」と思う部下が増えてくるのがこれからの時代なら、ランチ時間で交流するなど付き合い方を見なおしてみるのも一つです。
7.「空気読めないの?」
「そういう発言しちゃうんだ」「そういう意味じゃないんだけど」と、含みをもたせた先輩の嫌味は、その場の空気を読むことよりも、これまでの職場の慣習を乱さないでほしいという気持ちが含まれている時があります。はっきり自分の意見を言い、行動する新世代に対しては、別の言い方があるのでは?「必要な空気ならちゃんと読む」と思っている若い世代に対し、読む必要がないと思わせている悪しき慣習はないか、お互いに確認しあい、歩み寄るチャンスかもしれません。
「ゆとり」という便利な言葉に頼らない
若い社員とのミスコミュニケーションを「これだから、ゆとり世代は…」で片付けてしまうのは簡単。ですが、新人ゆえの経験不足をすべて「ゆとりだから」でまとめてしまっては、彼らのやる気が失われるのも当然です。大事なのは、世代を一括りして見るのではなく、一個人として一人ひとりと向き合うこと。自分の新人時代を思い出し、当時の自分はできたかを問いかけることも重要です。新しい時代を生きる彼らの長所に目を向けて、学ぶことがあれば吸収するくらいの姿勢を人生の先輩として持ちたいですね。
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