- 目次
- ■新人社員への接し方
- ■仕事の教え方6ステップ
- ①心の準備(理由つけ)
- ②言ってみる(説明)
- ③やってみる(実演 見せる)
- ④やらせてみる(経験)
- ⑤褒める 注意する(評価)
- ⑥フォローする (覚えたかの確認)
- ■まとめ
■新人社員への接し方
新人社員は仕事に関して何も知りません。どうしたらいいのか不安でいっぱいです。そんな状況の新人社員に対して「とりあえずこれやって」と事務的にあしらうのはNGです。新人社員に指導する前に、まずは新人社員と人間関係を作ることが重要です。
人間関係を築くには、まず何よりもあなた自身が新人社員を受け入れ、あなたから心を開くことが大切です。指導する上で正直めんどくさいな・・と思うこともあると思います。しかし、あなたが入社した時も今あなたの目の前にいる新人と同じようにオドオド不安でいたはずです。その時のことを思い出し新人社員が安心できるように、迎えてください。
重要なのは・・
新人社員へ教えるのは、仕事の業務や作業のみではありません。
あなた自身を上司として好きになり、チームを好きになり、仕事が好きになり、毎日会社に来るのが楽しくなるようにしてあげることです。あなたが育てるのは、【機械】ではなく、感情をもった【人間】です。
“先輩であるあなたが苦手・・” “仕事がつらい・・” “会社に来るのが嫌だ・・” と思っている新人社員に何を教えてもなかなか吸収していきません。だからと言って甘やかして何でもやってあげることは新人を育てることにはなりません。
仕事の指導は厳しくても、そこにはいつも【情熱と愛情】が必要なのです。
仕事の教え方-基本の6ステップ
仕事の教え方には以下の6つのステップあります。
- ①心の準備⇢ ②言ってみる⇢ ③やってみる⇢ ④やらせてみる⇢ ⑤褒める注意する⇢ ⑥フォローする
教える際このステップが1つでも欠けてしまうと上手な指導とは言えません。
また基本の6ステップは、新人指導のみでなく後輩への指導など、仕事を教える基本としてどんなシーンにも活用できます。ではここから1つ1つ分解して見ていきましょう。
① 心の準備 (理由つけ)
新人社員(後輩)に「とりあえずこれをやっといて」と業務だけ振っているなんて事ありませんか?
モチベーションを保ちながら仕事をやってもらうには、「これをやって。」だけではNGです。それが“どんな仕事・業務で、どんな意味がある仕事なのか“を初めに説明し心の準備をさせます。
業務の理由を理解することで、新人社員(後輩)は意味のある仕事に携われ、自分自身の存在意味を確認し、結果仕事へのやる気・モチベーションUPにも繋がるのです。
② 言ってみる (説明)
教える側からしたら当たり前の業務や、一般的だと思われがちな事でも、新人社員(後輩)にとっては、どんな仕事でも初めて経験する仕事です。
どんな内容でも初めは分かりやすく、手順や方法、または注意すべきポイントなども教えます。そうすることで、新人社員(後輩)は頭で仕事・業務を理解します。とは言え、説明だけでは不安があり、なかなか行動に移せないこともあります。そこで、次の段階として・・
③ やってみる(実演 見せる)
「いま説明したことをやってみるから、見ていてください。」と、新人社員(後輩)へあなたが説明した仕事を実演して見せてあげてください。
そうすることで、新人社員(後輩)には実際に形で見せることが出来ます。
④ やらせてみる (経験)
続いて、やってみせたことを実際にやらせてみて、経験をさせます。
そしてお願いする仕事が、こうしたらできるんだと本人に確認させます。
⑤ 褒める 注意する (評価)
しかし、新人社員(後輩)はあなたのような豊富な知識も経験もありません。新人社員にやらせてみた内容に対して、まず良い点を褒めてあげてください。
誰でも褒められると嬉しいですが、ただ喜ばせる為に褒めているのではありません。新人社員(後輩)の能力を高め、仕事への向上心を強め、良い考え方や行動を定着させるという目的があります。褒めることも立派な指導の1つなのです。
そうしてから、同じ間違いをしないためにも、成長を促すためにも、具体的に注意するポイントを伝えます。褒められてから、注意するポイントの順番で伝えることで、新人社員(後輩)は素直に受け取ります。
- ※褒め方のポイント
- ・よく出来た箇所をすぐ褒める。
・テレずにストレートに。具体的な内容を。
・感情を込めて共に喜ぶ態度も必要。
・時には間接的に褒めるのも効果的。(例「お客様が〇〇さんのことを・・・・と言ってくれてたよ」)
・朝礼やミーティングで他の社員がいる前で褒める。
- ※注意するポイント
- ・感情的にならず冷静な態度で。(注意と怒るを混同させないこと)
・気がついたらその場で。(人前やお客様の前では注意しない)
・昔のことをほじくり返さない。
・相手の言い分にも耳を傾ける。
・要点を絞り、間違ったこと気になったことのみ注意する。
・これからの具体的な方向性を示してあげる。
⑥ フォローする (覚えたかの確認)
新人社員(後輩)へ一度教えたから・・といってほってくのはNG。本当に正しく覚えているのか?時どき振り返って確認することも必要です。
そして、もし新人社員(後輩)から何らかの質問をされた時に、「たぶんそうじゃない?」「今忙しいんだよね・・」「とりあえずいいよ・・」などそんなことを言っていたら、新人や後輩はいつまでたっても成長できません。
どんなに忙しくても、「〇時に時間作るね」「分からないから調べて伝えるね」など新人や後輩が納得するように正しく答えましょう。
■まとめ
ここまで【仕事の教え方-基本の6ステップ】を見てきましたが理解できましたか?
新入社員や後輩を教育・指導することは、会社にとってもあなたにとっても、成長出来る要因となります。
あなたは、教育というアウトプットをしながら、知識が身についているかどうかを確認できます。知っているからと言って、うまく教えられるとは限りません。時には説明の言葉に詰まり、自分の知識の穴を見つけることもあるでしょう。説明の仕方を考えることで、自分の知識を再確認したり整理したりできます。
新人社員(後輩)への教育に苦労しながら、自分が磨かれるのです。部下への教育といいますが、自分への教育でもあります。「部下の教育が大変だ」と思う分だけ、よい経験ができていると言えるのです。
新人(後輩)教育に自信がない・・苦手だと感じている人は、是非仕事の教え方【基本の6つのステップ】に従って指導をし、自分の指導スキルとして身につけることで苦手を克服しましょう。今現在、人を育てる立場にない人も、この基本の6ステップは覚えておいて損はありません。
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