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不安の正体と向き合うことが大事
まず、転職に際して不安な気持ちになるのは自然なことです。転職に限らず環境の変化は誰しも怖いものですし、むしろ転職した後の状況に対して不安を抱いていることは、視点が未来を向いているという点でポジティブな感情とも考えられます。
ひとえに不安といっても、具体的に捉えていけば「退職することを上司に言いづらい」「給料が下がったらどうしよう」「新しい環境で人間関係はうまくいくか」など、人によってさまざまあるはず。自分が何のために転職しようとしているのかをはっきりさせながら、不安の正体に向き合いましょう。
具体的な不安には対処できる
転職する際には現在の職場を離れる必要がありますが、そこで「退職の意思を伝えることが怖い」と感じることもあるかもしれません。スムーズに辞めさせてもらえないんじゃないかと想像してしまうと、このような不安も生じますよね。しかし、「いわゆる正社員(期間の定めのない雇用)は2週間前に退職届を出せば辞めることができる」とされる法律があるため、会社になんと言われようと辞める権利は保護されているのです。実際にそのような場面は迎えないとしても、「もし不当に止められる場面があれば労基署に相談できる」と知っているだけで心持ちは楽になりませんか?
あるいは、「新しい職場で通用するのか分からない」「レベルが低いと思われたらどうしよう」といった不安が大きければ、それは努力で打ち消せる不安だということが見えてきそうです。すぐに解決する問題ではないかもしれませんが、きっと次の行動につなげることができるでしょう。
このように、不安の正体を明らかにすれば対処法も分かってきます。対処法が分かれば自信を持って転職活動を進められますし、不安そのものが的外れだったと気づくこともあるかもしれません。
「知るための転職活動」をしてみよう
転職活動の実態が分からなくて不安な場合は、「流れを知るため」と割り切って転職活動を始めてしまうのも効果的です。最終的に内定をもらって入社を決めるまでは転職することにならないので、はっきりと決意しない状態で転職活動を始めても問題ありません。転職サイトに登録したり、職務経歴書を作成したりしてみるだけでも、なんとなく恐れていた転職活動の得体の知れなさが解消されて動きやすくなるかもしれないですよ。
ケース別の不安解消法
年代別に生じる転職の不安
キャリアによっても不安の性質は異なるでしょう。
若手社員の転職
まだキャリアの浅い段階では、転職によるリスクなども想定しづらく、「もはや何が不安なのか分からない不安」もあるかもしれません。そういう場合もとりあえず転職活動を始めてみるのは有効ですし、もし周りに転職を経験した人がいるなら、追体験するイメージで話を聞くのもおすすめです。具体的な不安がないからこそ、気軽に転職活動をスタートできることが若さの強みでもあります。
中堅社員、ベテラン社員の転職
結婚して家族ができたり、親の介護や実家の相続などが視野に入ったりする年齢になると、転職したくても自分の意思だけでは判断できない部分が大きくなります。「年収が下がったら家庭に影響が出そうだ」「勤務地が遠くなったら実家が困るんじゃないか」などの不安を持ったままでは、積極的に転職活動を進めるのは難しいでしょう。
この場合は、どのような条件を満たせば転職していいのかを明確にすれば不安も解消されますし、むしろ課題を解決するための手段として転職という選択肢を生かすことができます。家計に関する不安なら、マネープランを立てて「何年後に何円の預貯金があればいいのか」を算出できれば、転職活動においても希望する給与を具体的に提示できます。親や実家のことが懸念材料なら、まず当事者同士で直接話して意思や希望を確認することが大切です。そこで居住地の都合が生じたら、勤務エリアを条件にして転職を進められます。
理想の環境を叶えるために、配置転換や勤務スタイルについて現職での交渉を進めることがベストになる可能性もあります。転職して新しい環境に慣れるまでには相応のリソースも必要になりますし、社内でのキャリアを重ねているほど信頼の貯金もあると思うので、生かせるものは生かす方法を検討しましょう。
待遇に関する不安
「給与が下がったら困る」「今より福利厚生が手薄になったら嫌だ」という具体的な不安が強い場合は、そうならないことを条件に提示しつつ転職活動を進めましょう。また、仮に給与が下がったとしてもほかに希望する条件が叶えられる場合、それが差分の金額以上の価値を持つと感じられるなら、転職としては十分成功になります。
新しい環境の人間関係に関する不安
職場の雰囲気や社風が肌に合うかは、多くの人にとって重要なポイントですよね。新しい職場では新しい人間関係を作る必要があり、今の環境に不満がなければなおさら不安は募ることでしょう。
こういった不安を解消するためだけでなく、企業が条件通りの体制で機能しているかを確認するためにも、面接の過程や内定前の段階で会社を訪問するタイミングを設けることは必須です。最近はリモートでの面接が設定されていることも多いですが、応募者から現地での面接を提案しても問題ありません。チームとしての働き方が気になる場合は、応募する部署で働くメンバーと話す機会をもらいましょう。
口コミサイトも参考になる?
企業の社風や待遇を知るために、口コミサイトを見る人もいるのではないでしょうか。例えば「A部署は平均○時間の残業がある」「ボーナスの支給額は○カ月分」「最近○○という部署ができてチーム編成が変わった」など、数字などに基づく定量的なデータは参考になる場合があります。一方で、口コミサイトにはどうしてもネガティブな意見が集まりやすいので、全てをうのみにするのはおすすめできません。具体的な情報にフォーカスして、適切な距離感で利用しましょう。
転職の不安を相談したいときは?
転職エージェント
転職の支援に特化したサービスです。「自分の目標を実現する手段は転職である」と判断できている場合、転職エージェントを利用して内定に向けたサポートを受けることが有効です。求人に関するデータを多く持っているので、給与を重視した転職や市場価値に関する相談で心強い存在になるでしょう。
行政
見逃されがちですが、行政でも転職・就業に向けたさまざまな支援を提供しています。ハローワークが若者向けの面接対策を企画していたり、女性活躍支援などのサポートを行ったりしていることもあるので、まずは資料だけでもチェックしてみるといいかもしれませんね。
キャリアコンサルタント
転職という手段に限らず、キャリア全般に関する柔軟な相談ができます。目的に応じた相談先の紹介もできるので、転職関連サービスのハブともなる存在だと思っています。
以上、転職にまつわる不安について解説してきました。転職は、人生をより良くするための手段の一つです。転職したいという気持ちに不安が伴う場合には、その正体をはっきりさせつつ、自分の目標を見据えて手段を検討しましょう。
プロフィール:
キャリアコンサルタント・ブロガー みゆきちさん
国家資格キャリアコンサルタント。大手転職エージェントでキャリアアドバイザーを経験後、現在は人材業界で法人営業と企画職を兼務。20代の総合職女性、30代のワーママを中心にキャリア相談を行いつつ、月1でキャリアに関する勉強会「朝キャリ8」を主催。ブログでは転職・キャリア情報を発信中。1児の母。
https://miyukichi.com/
文:小林景太/ノオト
編集:リブセンス + ノオト
【転職が不安な方へ】おすすめの転職エージェントをご紹介
転職エージェントをいくつかご紹介します。
専門のキャリアアドバイザーに相談することで転職の不安が解消されるかもしれません。 また、どの転職エージェントも無料で利用できるため、まずは気軽に登録してみてはいかがでしょうか?
【リクルートエージェント】
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