転職会議レポート

転職会議 Report

就職人気ランキング常連「メガバンク」の働きやすさの実態は?

大学生の就職人気ランキングに必ずラインクインするのが、「三井住友銀行」「三菱東京UFJ銀行」「みずほ銀行」の三大メガバンク。メガバンクのイメージといえば、「一流」「安定」「給与の良さ」ですが、最近は女性活用やワークライフバランスの導入にも積極的な印象。今回は、メガバンクの働きやすさの実態について調べてみました。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

就職人気ランキング常連「メガバンク」の働きやすさの実態は?

大学生の就職人気ランキングに必ずラインクインするのが、「三井住友銀行」「三菱東京UFJ銀行」「みずほ銀行」の三大メガバンク。メガバンクのイメージといえば、「一流」「安定」「給与の良さ」ですが、最近は女性活用やワークライフバランスの導入にも積極的な印象。今回は、メガバンクの働きやすさの実態について調べてみました。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

オンオフはきっちり!勤務時間中の効率化が鍵

メガバンクに入社すると、多くの新入社員は支店配属になるわけですが、コンプライアンスがしっかりしているため残業時間は適切に管理されており、比較的ワークライフバランスが取りやすいようです。その分働いている間は効率よく業務をこなしていくことが求められます。オンオフを明確に、規則正しい生活をしながら確実に結果を残せる人にはとても働きやすい職場といえるでしょう。

 
  • 銀行業務は、朝は早いです。夜遅くまで残ることもありますが、休日に関してはしっかりと取れていたと思います。大手だけあって福利厚生にはけっこう恵まれていたと思います。他の業種に比べて仕事がハードだと思いますが、それをなんとも思わない人にはいいでしょう。(みずほ/20代後半 男性 法人営業)
  • プライベートはきちんと確保できる会社だと思います。コンプライアンスは厳しい業界である上に金融庁による管理も厳しく確立されています。そのため、個人営業部門は原則20時までしか支店に残れません。これは残業時間の上限があるためです。また、個人情報の観点から原則仕事に関連するものは一切支店・支社外に持ち出すことはできません。そのため自宅での仕事などもありません。(三菱東京UFJ/30代前半 男性 個人営業)
  • 残業時間は厳しく制限され、有休も上司から厳しく取得を要求されるなど、仕事とプライベートのバランスをとることは比較的容易。ただし仕事のクオリティを下げることに寛容なわけではないので、業務中は効率よく仕事を進めることが求められる。また、入社当初は資格取得や通信教育の受講が求められるため、休日の自学は不可欠。(みずほ/30代前半 男性 法人営業)

とはいえ激務な側面も…

オンオフがきっちり分けられるとはいうものの、限られた時間でもしっかり結果をださなきゃならないプレッシャーは相当なようです。また、業務外の飲み会や、本部での勤務事情など、やはり負担が大きい側面があることは否めません。

 
  • 総合職の法人営業の国内支社はほんとに激務。最近は遅くても22時までで、原則20時までには帰らされるが、正直そんなことでは仕事は全く終わらないので、結局自宅に帰っても仕事のことばかり考えてしまい、精神衛生上、相当悪い。(三菱東京UFJ/30代前半 男性 法人営業)
  • メガバンクならではの飲み会の多さがネック。土日も先輩社員の誘いを断れず飲みに連れて行かれることもたまに。他行と比較して酒を強要されることはないため、飲み自体はきつくはない。日々の業務がハードなため、オフを思い切り楽しまないとやっていられない。(みずほ/20代前半 男性 法人営業)
  • 土日営業している支店が増えており、土日出勤が増えた。家族との時間が減ったことが気になる。(三井住友/30代前半 男性 個人営業)
  • 本部は別世界で、裁量労働制が適用され、それなりに長時間労働せざるを得ない部署もあると聞く。(みずほ/30代前半 男性 法人営業)

女性の働きやすさ◎ 長く働けます

銀行は女性の多い職場です。一般職などの事務系職種だけではなく、最近では総合職の女性の採用も積極的に行っているようです。また、地域を限定した(転勤がない)特定職なども設けており、各々の事情にあわせて働くための制度も整っています。
女性活躍の推進に積極的なメガバンク。「女性の働きやすさ」に関するクチコミも、非常に多くなっています。

 
  • 女性には割と優しく和気あいあいとした雰囲気がある。出産してから復帰する先輩もたくさんいる。残業を強いられることもあり、ある程度の忍耐力は必要だが、ただ長く続けやすい企業だと思う。人数が多いので産休中も代わりがきく。(三井住友/20代後半 女性 個人営業)
  • 結婚を機に退職する方は少なく、産休・育休を取得して復帰する女性が多い。子供が小さいうちは時短勤務ができるので、女性にとって働きやすい環境。事務はほぼそんな感じだが、それでも営業ではまだ少数かもしれない。他業種に比べて残業時間は少ないと思うので、長く続けていくとしたらいい会社だと思う。配属された支店によって良し悪しが変わってくる。時短勤務に否定的な上司もいれば、気遣って声かけしてくれる上司もいる。社内で女性のキャリア推進に力を入れているのは分かるが、一方で「女は家を守るべき」の考えを持つ男性は多いと思われる。(みずほ/20代後半 女性 個人営業)
  • 子育てしながら働いている女性も、かなり増えてきたので、徐々に働きやすくなってきたと思います。最近は、リモートワークも申請をすればできるようになったと聞いています(三井住友/30大前半 女性 リサーチ)
  • かなり変わってきました。制度は十分なので、制度をうまく活用しながら成長し会社に貢献する女性の姿を社内外に紹介していった方が良いかと思います。(三菱東京UFJ/30代前半 女性 リサーチ)
 

出産育児については、かなり恵まれた制度があるものの、社員ひとりひとりの意識改革についてはまだ改善の余地がありそうです。
なお、各行は具体的な目標数値をあげて女性活用に取り組んでいます。確実に数字を達成しているのも、さすが銀行マン!といったところでしょうか。

三井住友銀行 2020年までに 女性管理職比率20%
三菱東京UFJ銀行 2018年までに 役付者女性比率22%
みずほ銀行 2015年度末までに 女性管理職比率を17%程度(同年9月時点で達成)

また、みずほ銀行、三井住友銀行は、「イクボス企業同盟」(ファザーリング・ジャパン)にも加盟し、管理職の意識改革にも取り組んでいるとのことです。


※「イクボス」…部下・スタッフのワークライフバランスを考え、その人のキャリアと人生を応援しながら、組織の業績も結果を出しつつ、自らも仕事と私生活を楽しむことができる上司(経営者・管理職)のこと。

一歩先を行くメガバンクの取組

メガバンクの働きやすさの実態。いかがでしたでしょうか?限られた勤務時間を有効活用し、数字をしっかり達成することを求められるため、高い能力を要する環境ともいえます。しかし、そのぶん労働時間は適切に管理されるためワークライフバランスはとりやすく、女性が働き続けるための制度も充実しているようです。誰もが働きやすい社会の実現にむけて、歴史ある大企業の先進的な取り組みに、これからも注目していきたいところです。

次回は、メガバンクの退職理由についての調査記事を公開予定です。ワークライフバランスがとりやすく、働き続けるための制度が整っているメガバンク。そういった事実にも関わらず、離職率は比較的高いといわれているのは一体なぜなのでしょうか? 気になるその理由は、『「育児休暇OK」「残業少なめ」働きやすいのにどうして? メガバンクを退職する理由3選』をぜひご覧ください。

    • 記事が気に入ったら、いいね!しよう
    • facebookで
      最新情報をお届け!
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

あなたにおすすめの記事