国内や海外のさまざまな場所に行かせてもらえる出張。内勤より外勤の方がのびのび働けるという人にとって、出張が多い仕事はこのうえなく魅力的なのではないでしょうか?
そこで、この記事では、「出張が多い業界」と「出張が多い職種」をランキング形式で紹介し、実際に出張が多い仕事をしている人たちの本音から見えてきた、出張のメリットとデメリットをお伝えしていきたいと思います。
出張の多い仕事に転職を考えている人は、ぜひ参考にしてください。
出張が多いのはやっぱり営業職!経理も意外と多い!?
出張が多い職種のベスト10のほとんどを営業職が独占していますね。出張が多い職種が営業職というのは、多くの人が予想した通りの結果だったのではないでしょうか。実際、営業職には新規顧客開拓や既存顧客フォローなどの仕事があり、それには出張が伴うこともあります。
その一方で、出張が多い職種のベスト10に経理職がランクインしているのには、意外に思われた人も多いのではないでしょうか。内勤のイメージの色濃い経理職ですが、実際は出張に赴くこともあるのです。
例えば、全国に拠点があるような会社の場合、支社や支店の会計が正しく行われているか、経理担当者がチェックをしに行くことがあります。 また、海外に拠点がある場合は、海外の関連会社の経理処理の確認や、会計士の監査に立会うことが求められることもあるのです。
ほかにも、企業の合併やビジネスの買収など、いわゆる「M&A」がされたときも、経理担当者が合併先や買収先の企業に出向くなど、出張の機会が訪れます。
このように、全国展開や海外展開をしていたり、M&Aをするような大企業の場合、経理職でも出張が発生することが多くなる傾向にあるようです。
出張の多い業界1位は、納得の専門商社!
「商社マンは出張が多い」というイメージがありますが、出張の多い業界の第1位は専門商社という、ほぼイメージ通りになりました。商社マンには国内各地、あるいは海外にもクライアントがいるため、出張するのはもはや当然のことのようです。
専門商社で働く人のなかには、いつでも海外に飛んでいけるよう、デスクにパスポートを忍ばせている人も珍しくないのだとか。フットワークの軽さが求められそうですね。
また、IT関連やコンサルなどの専門性の高い業界でも出張が多いことがわかりました。確かに高度な専門性を持つ企業というのは、全国どこにでもあるわけではないので、地方などでニーズがあれば、現地に赴く必要が出てきて、出張が多くなるというのにも頷けます。
ほかにも、メーカー勤務の場合は、工場やクライアントへの訪問が必要です。大きな工場は郊外や地方にあることが多いため、出張になる頻度が高くなっています。
意外なところでは、建設業で出張が多いということ。実際、建設業の場合、現地での調査が必要という理由から、出張が多い業界のトップ10にランクインしています。
出張が多いとどんないいことがある?
みなさんは、出張にはどんなイメージを持っていますか?
「出張が多い人はバリバリ働いているように見えてカッコいい」あるいは「出張ばかりだとしんどそう」など、人によって出張にはさまざまなイメージをお持ちかと思います。
そこで、実際に出張が多い仕事をしている人の口コミから見えてきた、出張が多いことのメリットとデメリットをまとめてみました。
皆さんのイメージ通りか、もしくはイメージとは異なる点があるか、ぜひ確認してみてください。
それでは、まずは出張が多いことのメリットから紹介していきます。
メリット1:刺激があるので仕事に飽きない
基本は出張で仕事が無ければ社内なので飽きはほぼない。
出典:転職会議|南武ヤマトハカリ株式会社 正社員 30代前半 男性 社員クラス セールスエンジニア・サービスエンジニア(機械)の口コミ
毎日同じ環境で働いていると、飽きてしまうことも、マンネリを感じてしまうこともありますよね。
ですが、出張が多い人は、その都度オフィスとは違う環境で働くことができるので、さまざまな刺激が受けられ、仕事に飽きることがないようです。
メリット2:自己裁量で仕事ができる
出張先では自由なのでお客様次第ではメリハリがつく。
出典:転職会議|株式会社ノルコーポレーション 正社員 40代前半 男性 法人営業の口コミ
オフィスでは仕事を進めていく上で、上司にお伺いを立てなくてはならない場面が多々あり、時には煩わしく感じてしまうこともあるでしょう。
その点、ひとりで出張を任せてもらえるようになると、出張先では自分の裁量で仕事ができるようになり、そのような煩わしさからも解放されます。
メリット3:様々な地域に行ける
出張で様々な地域に行くので、1人旅行が好きな人も向いているのかもしれない。
出典:転職会議|株式会社コクサイ 正社員 30代前半 男性 主任クラス 法人営業の口コミ
出張では国内、海外含め様々な場所に行けるので、見たことのない景色をみたり、知らない街を歩いたりなどするのが好きな人にも向いています。
さらに、1人で長時間移動するのが苦にならないようであれば、なおのこと向いていると言えるでしょう。
メリット4:地元の名産品を堪能できる
お客様が全国にいらっしゃるので、月の殆どは出張がメインになります。
只、私は全国の名産品や郷土料理を堪能する事が出来ましたので、とても充実する事が出来ました。
出典:転職会議|サニーペット株式会社 正社員 30代前半 男性 法人営業の口コミ
出張の醍醐味といえば、やはりその土地のグルメ。実際、出張に行った先で、現地の海の幸や山の幸、郷土料理、そして地酒などが堪能できることに喜びを感じている人が多いようです。
東京などの大都市では世界各国や日本全国の料理が楽しめますが、それでも鮮度や雰囲気などは現地にはかなわないので、これも納得の意見ですね。
出張が多いことのデメリットは?
たくさんのメリットがある出張ですが、必ずしもいいことばかりではありません。もちろん、出張には大変な側面もあります。
そこで、次は出張のデメリットを紹介します。
デメリット1:移動時間は拘束されるし賃金発生しない
出張が伴う業務だと、移動時間は拘束されていても、労働時間とみなされないので、その点は改善したほうが、良いと感じる。
出典:転職会議|株式会社サンプラネット 正社員 30代後半 男性 主任クラス セールスエンジニア・サービスエンジニア(電気・電子)の口コミ
出張には移動を伴いますが、移動時間は拘束されていても、労働時間とはみなされないことがほとんど。ゆえに、移動時間中の残業代はもらえません。
朝イチの飛行機や始発の新幹線に乗らなければならなくても、その移動が労働とみなされなければ、確かに不満を感じてしまう人もいるかもしれません。
デメリット2:車移動がキツイ
長期の出張や遠方への車移動が体力的に厳しかった。20代中頃までは気合いで乗りきれたが30近くなると流石にきついと思い、転職のきっかけの一つではありました。
出典:転職会議|株式会社ジュポンコーポレーション 正社員 20代前半 女性 社員クラス ルートセールス・代理店営業の口コミ
自家用車や社用車で出張に行かなければならない場合、運転時間が長時間に及ぶと、体力的にきつくなってしまいます。
また、途中で渋滞に巻き込まれたり、道を間違えたりしてしまうと、約束の時間に遅れることが心配になったりして、精神的にも消耗してしまうこともあるようです。
デメリット3:家族や友人、恋人と過ごす時間が少ない
仕事がら地方に中長期の出張があり、戻ってきてもまた別の場所に出張するというサイクルなので、なかなか家に帰ることもできない。1年があっというまに過ぎてしまうことがある。地元の友人・彼女との時間が取れず仕事中心の生活になってしまっていたため退職を検討した。
出典:転職会議|横井工業株式会社 正社員 40代後半 男性 施工管理の口コミ
長期の出張があったり、出張の頻度が多いと、なかなか家に帰ることができず、家族や友人、恋人などと過ごす時間がどうしても少なくなってしまいます。そのため、どうしてもプライベートがおろそかになり、「仕事が中心という生活パターンになっている」と感じてしまう人も多いようです。
長期出張に行った後は、家のことを任せっきりになっていた家族や、寂しい思いをさせた友人、恋人へのフォローもしっかり行い、プライベートとの両立をうまく図っていきたいですね。
デメリット4:立て替えがツラい
出張旅費等も後払い清算だったので貯金がないとキツイ。
出典:転職会議|株式会社フォーラムエンジニアリング 正社員 30代後半 男性 社員クラス 評価・テスト(電気・電子)の口コミ
口コミのなかには、「業務上の出張であっても、交通費が全額は出ず、何かと持ち出しが多い。」という意見もありました。
後払い清算は、それに比べたらマシですが、それでも高額な立て替えはつらいものがありますね。
まとめ:「我こそは出張に向いている!」という人は出張ありの仕事を見てみよう
ここまで見てきたように、出張があると、いつもとは違う環境に身を置けたり、裁量次第で自由時間を捻出出来ることもあったりと、いい意味でリフレッシュができるようです。
オフィスに出社しない分、自己マネージメントをしながら仕事を進めなくてはならない場面も出てくるので、成長にもつながるでしょう。
出張には長時間の移動に伴う苦労や、家族や友人、恋人などと一緒に過ごせない寂しさなどもありますが、出張に向いている人であれば、苦労や寂しさよりも、楽しさややりがいの方が多く感じられるはずです。
「我こそは出張に向いている!」という人は、ぜひ出張ありの仕事を調べてみてはいかがでしょうか?
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