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「結婚したら、女性は仕事よりも家庭が優先?」:転職会議お悩み相談塾 PART2

リブセンスでキャリアコンサルタントを務める鹿山洋一さんが、転職希望者の悩みを解決する「転職会議お悩み相談塾」。 相談塾ナビゲーターの編集者 兼 タレント、坪井安奈さんが、転職希望者の悩みを代わりに引き受けます! PART2では結婚を機に転職を考える女性、仕事のやりがいを求めて営業職への“転身”を考える女性の疑問に答えていきます。同じ女性として坪井さんも投稿者の悩みには興味津々。鹿山さんのアドバイスに大きく頷く様子も見受けられました。
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「結婚したら、女性は仕事よりも家庭が優先?」:転職会議お悩み相談塾 PART2

リブセンスでキャリアコンサルタントを務める鹿山洋一さんが、転職希望者の悩みを解決する「転職会議お悩み相談塾」。 相談塾ナビゲーターの編集者 兼 タレント、坪井安奈さんが、転職希望者の悩みを代わりに引き受けます! PART2では結婚を機に転職を考える女性、仕事のやりがいを求めて営業職への“転身”を考える女性の疑問に答えていきます。同じ女性として坪井さんも投稿者の悩みには興味津々。鹿山さんのアドバイスに大きく頷く様子も見受けられました。
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PART1:「上司がどうしても尊敬できません。転職すべきですか?」はこちら
PART3:「転職先がブラックでした。社長に嫌われるといきなり解雇。今すぐ逃げるべき?」はこちら

お悩み相談3:結婚を機に転職を考えている、30代営業職の女性

■質問(3)
今年、結婚を予定しています。相手の仕事が忙しく、家事全般は妻である私の仕事になりそうです。私はメーカーで法人営業をしていますが、比較的仕事が忙しく取引先との飲み会も頻繁にあります。 両立できる自信がないため、事務職や派遣社員など、働く時間をコントロールしやすい職業へ転職をするかどうか迷っています。 これまでのキャリアがもったいないなという気持ちから、なかなか決心できないのですが、結婚を機に転職を決意される方は多いのでしょうか? 決断の材料として教えて頂けると助かります。
(30代前半・女性・営業職:転職回数0回)

坪井氏:質問者の方は、結婚を機に転職するかどうか迷っているのですね。こういった方は実際に多いのでしょうか?

鹿山氏:多いですね。結婚を機に転職を考える大きな要因として、「現状のままだと二人の生活の時間がズレてしまう」ということが挙げられます。 しかしこの悩みは、ご主人と家事を分担するなど片方にかかる負担を軽減することで解決できることがあります。

今は共働きの家庭も多いので、「家事全般を妻がやらなければならない」といった時代ではなくなってきていますよね。
この方は、ご主人との話し合いを通して2人の希望を擦りあわせていくことで、お互い納得のいく結論を出すことができるのではないかと思います。 家事代行サービスなどで、家事の負担を軽減するという方法もありますし。

坪井氏:仕事自体への不満が理由ではないだけに、もったいないですしね。
ただ、ご主人と家事を分担できたとしても、今後出産や育児を機に働く時間をもっと切実に調整したい、と感じる時がくるかもしれません。長期的にはどのような解決手段があるでしょうか?

結婚を機に転職はあり?安易に転職を考えてはいけない理由とは

鹿山氏:まず、事務職であれば働く時間をコントロールしやすいと考えているようですが、どのような仕事でも大変です。 「事務だから楽に働ける」ということはありません。 「職種によって」というよりは、会社や上司の方針によって働く時間がコントロールしやすい/しにくい、という違いがでてくる場合の方が多いと思います。

ですので、ワークライフバランスを充実させたいなら、まずは上司に事情を相談してみてはいかがでしょうか。それによって、業務量や飲み会の出席率を調整できるようになるのがベストだと思います。会社側だって、戦力のスタッフに辞められてしまうよりは良いはずです。また、そういった調整が難しいのであれば、状況が把握しやすい社内で、比較的帰宅時間を調整しやすい部署に異動を申し出てみるのも一つの手です。

坪井氏:現職にとどまる可能性を最大限追求するのですね。こういったケースの場合、転職にはそれだけ慎重になったほうが良いということですか?

鹿山氏:そうですね。慎重になったほうが良い理由は、今後出産や育児を経て、また思い切り働きたいと思った時の選択肢をできるだけ多く残しておくためです。もちろん、実際に今の会社で働きかけを行っても、どうしても折り合いがつかない場合には、希望条件の中で転職先をご提案します。その場合も、できるだけキャリアを活かしながら、社風として「女性の働きやすさ」を重視している会社への転職を検討したほうがよいでしょう。

坪井氏:この方は派遣社員への転向も考えているようです。その点についてはいかがですか?

鹿山氏:派遣社員として働くのは最終手段と考えるべきです。もちろん、時間をコントロールしやすいという点で、派遣社員を選択することは人によっては有効な手段です。ですが、実は会社によっては派遣労働の期間をキャリアとしてカウントしない場合があるのです。
業務経験は積んでいてもキャリアとして見てもらえないことがあるというのは非常に勿体無いですよね。いつかまた、思い切り働きたいと思った時のために、正社員にはできるだけこだわったほうがよい。そのことは、念頭に置いて今後のキャリアを考えていただきたいと思います。

お悩み相談4:未経験職種へチャレンジしたい第二新卒

■質問(4)
新卒で大手銀行の事務職に就職しました。実際に仕事をしてみると、決まった業務を淡々とこなす毎日に飽々しています。
一方で、窓口で金融商品などの提案営業をしている社員はそれなりに忙しそうですし、お客様の話を聞いて工夫をしながら提案を変えるのでとても楽しそうです。お客様から「ありがとう」と言われるのを見て、とても羨ましくなりました。今のままだと日中暇ですし、給与も少ないので、提案営業など異業種に転職したいと思っているのですが、未経験での転職は可能でしょうか?
(20代前半・女性・事務職:転職回数0回)

坪井氏:第二新卒の転職相談ですね。前の質問とは逆のパターンで、事務職から営業職への転職を希望されています。

鹿山氏:第二新卒の転職で重要なのは、新卒入社時から転職を検討するに至るまでのストーリーです。この方は新卒で入社し、事務職に就かれました。入社当時、その時の自分なりの「軸」があったはずです。
変わらない「軸」はあるが、やりたいことが変化したのか?あるいは、「軸」自体が何かしらの要因で変わってきているのか?
どのような心境の変化があって、転職を考えたのかを確認したいですね。

坪井氏:なるほど。新卒入社時の「軸」から今に至るまでのストーリーですか。

鹿山氏:そうです。なぜ新卒で今の会社に事務職として入社したのか。その後どうして事務職から営業に転向したくなったのか。これらを一連の流れでしっかり説明できることは強みになります。第二新卒では、スキルや経験よりも、「なぜ」転職したいのかと、「どんな人物」であるか、が問われます。
文章を拝見するに、お客様から「ありがとう」と言われる様子に憧れを抱いているようですが、今の仕事でも「ありがとう」と言ってもらえるようにできることはたくさんあるはずです。転職をただの現実逃避にしないためにも、「なぜ」の部分をしっかり追求してほしいと思います。

第二新卒の転職で重要なのは、やる気と情熱だけではない

坪井氏:もしも実際に事務職から営業職へ転職するとなると、未経験ということになります。未経験でもこの人を採りたいと思わせるには、どんなアピールが有効なのでしょうか。

鹿山氏:当たり前ですが、やる気と熱意をしっかり見せることです。しかし、それだけでは他の転職者と差がつきません。
職種は違っても、今までの経験をどう業務に活かせるかもアピールする。そして、今の自分に何が足りないか、それを今後どう補っていくか、についても自分の考えを説明する。さらに、実際のエピソードを交えて説得力を増すことができれば、高評価につながるでしょう。 そのためにも、一歩引いたところから自分を客観的に分析することが大切です。そのためのサポートも、私たちキャリアコンサルタントがお手伝いします。

坪井氏:それは心強いですね。

鹿山氏:ただ、この方はもしかしたら「隣の芝生は青く見える」という気持ちで営業への転職を検討しているのかもしれません。
もしも私がこの方の担当コンサルタントであれば、まずは営業という仕事の厳しさを伝えると思いますね。「営業はノルマがありプレッシャーがかかる」「営業はプロセスよりも売上で評価される厳しい側面がある」など。 厳しい言葉を投げかけても、すぐに「それでも自分は転職したい」と言えるならきっと転職は成功するでしょう。 一方で、「ちょっと考えてみます」とおっしゃる場合は現職にとどまる気がします。あくまで、私の経験上の話ですが。

坪井氏:この方は、今は営業の良い部分ばかりを見てしまっているかもしれませんね。多少厳しい言葉でも、現実を知ることは大切だと感じます。今の事務職でやりがいを追求していくこともできる気がしますね。

鹿山氏:必ずしも、チャレンジすることや成長を追い求めることだけが正解ではありません。また、自分が抱いている悩みは転職しなくても解決できる、というケースは実はたくさんあります。 PART1でも申し上げましたが、転職について考えだしたら、現職にとどまる選択肢をいつでも残しながら、転職活動の一歩を踏み出してみることが大切です。

転職TIPS:「求人票」における素朴な疑問

■質問(5)
「求人票」における素朴な疑問 求人票で見かける、「未経験可」ってほんと?

鹿山氏:実際に、こういう求人募集をされる企業はあります。ただ採用枠1名の場合、未経験で採用までこぎつけるのは現実的には厳しいと思います。1枠を巡って応募した人の中には、当然経験者も含まれており、未経験者にとっては不利な選考になってしまうからです。
しかし、採用枠が複数ならチャンスはあるので、「未経験可」の場合は採用人数までチェックしてから検討することをおすすめします。

坪井氏:「未経験可」の求人は、どんな職種に多いですか。また、企業はどういった意図で未経験の方を選考対象に入れるのでしょう?

鹿山氏:「未経験可」と書かれている求人は、営業職や管理部門が多いですね。人や理念を大事にする会社、伸び盛りで若手を欲しがる会社が多いように見受けられます。
そういった会社は、経験はどうであれ、自分たちで人を育てたいという思いが強いのではないかと思います。

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