- 性別や年齢にとらわれることなく、能力を正当に評価する制度が定着している
- 個人のワークライフバランスを尊重し、常に働きやすい環境をアップデートしている
- 採用面接では「営業スキル」と「ヒューマンスキル」の2つの側面を重視
投稿されている企業の口コミは参考になる一方、その信憑性について、どこまで信じて良いものか疑問を抱いている人も多いのではないでしょうか?人生のターニングポイントになり得る転職を、口コミだけを参考に決断するのは心もとないものです。そこで、今回はリブセンスの口コミの中から、「年収」「ワークライフバランス」「面接」「女性の働きやすさ」をピップアップ。口コミ内容の真偽について、中途採用を担当されている人事部の鹿山さんに伺いました。
【年収・評価制度】
年収は若手のうちはあまり高くないが、年功序列で上昇していくため、40代以降はかなり高い年収となると思う。評価制度は良くも悪くも一律で、特に若手のうちはあまり評価に差が現れない印象を感じている。良くも悪くも年功序列なので競争意識が低い人には向いているのかなと思う。向上心のある人には向いてないかも。
出典:転職会議|投稿日 2019年5月4日 正社員 20代前半(当時) 男性 法人営業の口コミ
年功序列によって年収が決まるという口コミですが、実際のところいかがでしょうか?評価制度について伺えればと思います。
まず、年功序列で年収が決まることはないですね。弊社の評価スタンスは「社歴・性別・年齢・国籍は一切問わず、当人のアウトプットをベースにする」というもの。たとえば、23歳が出した「A」、45歳が出した「B」というアウトプットがそれぞれあったとして、 A が高評価の場合は23歳のメンバーを登用します。
また、評価制度については、「定量」「定性」の二軸に分かれます。「定量」は業績や目標数字の達成を見ており、年2回の賞与に反映されます。「定性」は「3C(コミットメント・クリエイティビティ・コラボレーション)」の3つの基準に沿って評価を行います。
コミットメントであれば、「何が何でもやりきる姿勢」「あらゆる事象を自分ごととして捉える姿勢」「常に自分を高めようとする姿勢」の3項目を照合。毎週実施している1on1のミーティングやクォーターごとの中間面談で上長と振り返りながら、目標と到達段階を擦り合わせていきます。「定性」スキルは、中長期にわたり役立つものと考えているので基本給にも反映します。
このように評価基準をしっかり明文化していること、そして評価者からのフィードバックをきめ細かく行っていることから、社員の納得度は高いと感じています。とはいえ、100%の満足を得られているとは考えておらず、また現在の評価制度が完成形だとも思わないので、随時ブラッシュアップしています。
【ワークライフバランス】
ワークライフバランスはとても良いです。 男性でも育児休暇をとることも可能です。 女性にとっても働きやすい環境ではないでしょうか。 トップダウンだけではなく、若手社員の意見にも真摯に対応してくれる先輩も多く、有給もとりやすいです。 同期のつながりもつよく、互いに教えあい成長できる環境があると思います。
出典:転職会議|投稿日 2019年2月9日 非正社員 男性 内勤営業の口コミ
高評価のワークライフバランスですが、働きやすい環境づくりに関して、何かこだわりをお持ちでしょうか?
リブセンス独自の特徴的な制度があるかというと、そうでもないと思います。ただ、育休や有給など、現状ある制度の利用率は男女問わず高いですね。男性でも育休を取っていますし、事業部長クラスの社員でも1年くらい育休を取得することが珍しくありません。性別や立場にとらわれることなく、「制度があるなら使おうよ」という感覚が強い組織だと思います。
私はマネジメントする立場ですが、メンバーが有休を取得する際も理由は聞きません。業務のスケジュール調整や納期との兼ね合いなど、仕事に支障をきたさなければ何も問題はないです。これは全体的な社風に通じることですが、本人の主体的な判断や意志を尊重しているので、その組織文化が制度の利用率の高さにつながっているのかなと思います。
また、「若手社員の意見にも真摯に対応してくれる先輩も多い」とのことですが、確かに上長に意見を言えないような空気はありませんね。たとえば、営業職であれば事業と売上を伸ばすことが役割。本質的かつ価値ある提案をしようとする人は、どんな年次であっても尊重されます。
【面接・選考】
和やかにその人の考え方を聞いてきた。しかし転職してくる以上その人の考え方や今まで何をやってきたかを事細かく聞かれる。就職活動と同じように自分の価値観を今一度見直してください。自分の信念や価値観、なんで今の会社が合わなくて転職しようとしているのかを論理から固めてそのうえでこの会社で働きたい情熱を話せばきっとわかってくれると思います。
出典:転職会議|投稿日 2018年5月21日 正社員 20代前半(当時) 男性 法人営業の口コミ
法人営業の採用面接で、特に重視しているのはどのようなところでしょうか?
面接では「営業スキル」と「ヒューマンスキル」を重視しています。「営業スキル」については商材が変わっても、物事の本質を捉えて課題を抽出する能力や、課題解決に向けて提案できる能力があるかを確認させていただいています。
また、これまでの仕事における成功要因を伺うようにしていますね。多くの方は、失敗要因はしっかり分析されていますが、成功要因に目を向けているケースは稀です。しかし、成功要因はリブセンスでどのような影響力を発揮してもらえるのかを判断することにつながりますので、ぜひ成功要因もアピールしていただきたいです。
「ヒューマンスキル」については、仕事を通して何を実現したいのかをお聞きし、我々のビジョンやバリューと合うかどうかを確認させていただいています。
社会に対してどんな影響力を発揮したいか、どのような貢献をしたいか、考え方や価値観を知りたいと思っていますので、面接ではその辺りを掘り下げるようにしています。いずれにしても、過去の経験や価値観を棚卸ししていただいて、どのようなことが自分のマインド形成やモチベーションにつながっているのかを伺えればと思っています。
【女性の働きやすさキャリア】
女性も多くはないですがそれなりにいますので女性にとって働きやすい環境なのではないでしょうか。 社員同士の仲も良く派閥のようなものもなかったと思います。 管理職の女性比率は低かったと思います。
出典:転職会議|投稿日 2019年4月3日 契約社員 20代前半(当時) 男性 法人営業の口コミ
女性のキャリアアップや待遇・支援について、取り組まれていることはありますか?
現時点では、女性の役職者を何割にするという計画は考えていません。そもそも登用において、性別を考慮したことはありません。過去に女性の執行役員もいましたので男女かかわらずフラットに扱う文化が定着しています。
待遇や支援についても、上長の承認さえあれば男女問わず育休や時短勤務を取ることができます。弊社の平均年齢は20代後半くらいなので、ちょうどライフイベントを迎える社員が増えてきています。仕事と子育てを両立している人も多いため、理解を得られやすい環境です。
また、私自身も活用経験があるのですが、基本定時の10時~19時から前後1時間ずらした自由な定時設定を行える「マイ定時」という制度もあります。クォーターごとに申請が必要ですが、定時を9時~18時、あるいは11時~20時にずらせます。仕事が終わるのが19時だと幼稚園に通う子どもとコミュニケーションをとる時間がなくなってしまいますが、マイ定時を活用すれば18時に帰宅できるので大変助かりました。
現時点でも、リモートワークや勤務時間をよりフレキシブルにしていこうというプロジェクトが動いています。組織として、現状の制度で満足せず、社員が主体的に働きやすい環境をつくろうとしていることこそが、最大の魅力だと思います。
多様な働き方の実現に向けて、試行錯誤を怠らない同社。社歴や役職問わず、志や能力をフェアに評価する社風は、仕事に主体性を求める人にとって、うってつけの環境だといえそうです。また、男女問わず育休などの休業制度を気兼ねなく利用できる点も、ワークライフバランスを充実させたい人にとって大きな魅力になるのではないでしょうか。自主性を尊重しながら働きやすい環境を追究する姿勢。これこそが、働きやすい環境を下支えしているのでしょう。
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