上司とはうまくいくに越したことはありませんが、残念ながら、自分で上司を選ぶことはできません。
それでは、もし合わない上司にあたってしまったら、どうすればよいのでしょうか。
この記事では、転職会議に寄せられた口コミから見えてきた、合わない上司とあたってしまった人の処遇やその後のキャリアを紹介しつつ、上司と合わない際はどのように対処したら良いかお伝えしています。
上司との関係で頭を抱えている人は、ぜひ参考にしてください。
1.上司に嫌われたらどうなる?
仕事を円滑に進めていく上でも、上司とは良好な関係を築いていきたいもの。とはいえ、上司も自分も人間同士。どうしても相性の良し悪しがあります。
そのため、どんなに自分は努力していても、上司に嫌われてしまうこともあるでしょう。
では、上司に嫌われてしまったら、どのような処遇を受けることになるのでしょうか?転職会議に寄せられた口コミを見ていきましょう。
1-1.評価されない・評価が下がる
多くの会社では、直属の上司が部下の人事評価をする評価制度を採用しています。そのため、上司と相性が悪いと、どんなに良い仕事をしても、正当な評価をされないことがあるようです。
上司と合わない場合はいくら業績をあげても不当な評価となるケースも少なくない。
出典:転職会議|50代前半 /男性 /営業マネージャー・管理職
上司と合わないと一気に冷たくされ、評価も悪く付けられます。
出典:転職会議|30代前半/男性/その他の福祉関連職
1-2.冷遇される
基本的に、部下は上司から教わることで仕事を覚えますが、上司と相性が悪いと、相手にしてもらえないこともあり、いつまで経っても仕事が覚えられず、苦労してしまうこともあるようです。
ウマが合わない上司を持つとアドバイスがもらえないどころか、否定ばかりされてしまうこともあるらしい。
出典:転職会議|30代前半 /男性/ルートセールス・代理店営業
基本的にOJTがメインなので、客先での上司から如何に技術を習得していけるかが成長のカギとなる。ただ、客先での上司と合わない場合は、かなり技術習得に苦労する。
出典:転職会議|20代後半 /男性/プログラマ(制御系)
1-3.出世できない
先にご紹介した「評価されない」に通ずることですが、上司と反りが合わないと、正当な評価を得にくく、実力よりも低く評価されてしまうため、出世への道も狭まってしまうようです。
上司に嫌われたら翌年の昇給も望めない。当然昇進も遠のく。
出典:転職会議|20代後半 /男性
基本的には上司に嫌われたら、平社員のまま。
出典:転職会議|30代前半/女性/営業アシスタント
1-4.パワハラ・モラハラ
決して社会的にも道徳的にも許されることではありませんが、なかには地位や権力を利用して、合わない部下や嫌いな部下に対し、不当に苦痛を与える上司もいるようです。
上司と合わない人は担当地域を減らされたりするようなところがありました。
出典:転職会議|30代前半/女性/その他飲食・フード系関連職
上司に嫌われたら最後、みんながいる前で怒鳴られ詰られ会社にくるなといわれる。
出典:転職会議|30代前半/女性
1-5.減給・降格
これも「評価されない」に通ずることですが、上司と合わなくて評価が下がることにより、減給や降格といった処遇を受けることもあるようです。このようなことがあると、なかなか仕事へのモチベーションも上がりにくくなってしまいますね。
上司と相性が悪いと最悪です。評価が反映されず、下手したら給料も下がります。
出典:転職会議|20代後半 /女性/営業アシスタント
直接の査定は直属の上司がほぼ全てを決めるので、上司に嫌われていると自ずとボーナスの額は低くなる。
出典:転職会議|20代前半 /男性/法人営業
上司に嫌われたりするとどんなにがんばっても評価は低く降格もあります。
出典:転職会議|40代前半 /男性/施工管理
2.合わない上司にあたると、その後どうなる?
どんなに仕事を頑張っていても、どんなに業績を上げていたとしても、合わない上司にあたってしまうと、真っ当な評価がされにくいことがわかりました。
では、そのような経験をした人は、その後どのような行動をとったり、処遇を受けることになるのでしょうか?
転職会議の口コミでは、上司と合わなかった場合、「退職した」という声が圧倒的多数を占めていました。また、退職には大きく分けて、「見切って自ら退職の場合」と「退職奨励を受けて実質解雇の場合」の2パターンがありました。
合わない上司のもとで毎日働くのは、ただでさえ辛いこと。あまり我慢を続けていると、身体や心に何らかの影響が出てしまうかもしれません。そのため、退職をするという選択も、自分自身を守るうえでの英断なのではないでしょうか。
その一方で、「退職奨励を受けて実質解雇」で退職する人もいますが、もうイヤな上司の顔を見なくて済むと思えば、それはそれで良いのかもしれません。
退職に次いで多かったのが、「異動・転勤」です。
異動や転勤により、今までとは違う環境で仕事をしなければならなかったり、経験のない仕事をしなければならないということもありますが、同じ会社でキャリアを積んでいける分、退職よりは負担は少なくて済むでしょう。
「異動・転勤」についても、「会社側の配慮で異動・転勤させてもらえた」と「干されてしまった」の2パターンに分かれていました。
不本意な異動や転勤であったとしても、合わない上司と距離を置けるようになるという点では、大きなメリットになるでしょう。
3.合わない上司にあたってしまった時の対処法
会社にはさまざまな人がいるので、合う人もいれば、当然合わない人というのも出てきます。できれば合う人と仕事をしたいと思うのが人情ですが、なかなかそんなうまい話というのはありません。
では、合わない上司にあたってしまったとき、どのように対処すればよいのでしょうか?退職や転勤、異動などの手段を取る前にできる、穏便な対処法をお伝えしていきます。
3-1.自分から歩み寄る
こちらが苦手だと思う人は、その人も自分に対して苦手意識を持っていることが多いもの。そこで、自分から挨拶をすることはもちろん、積極的に質問をするなど、自分から歩み寄っていく姿勢を見せることが大切になってきます。
他社企業同じように、自分と合わない上司もいるかとは思います。 ですが、チームの目標が明確なのでそのなかでの切磋琢磨でうまれるチームワークもあります。 私の所属していた部署は、管理職・上司とは意見を交換し合える間柄でした。 そういう上司ばかりではないと思いますが、自分から歩み寄ってみることも大切だなと思いましたね。
出典:転職会議|20代後半 /女性/マーケティング・企画系管理職
3-2.一定期間だと割り切って耐える
社員の数の多い大企業では、人事異動も頻繁におこなわれるため、合わない上司と仕事をするのも数年の辛抱。そう割り切ってしまえば、合わない上司と仕事をするのも耐えられるかもしれませんね。
社員の異動も頻繁なので気の合わない上司とでも少し辛抱すれば違う上司と仕事ができます。
出典:転職会議|40代前半 /女性/その他飲食・フード系関連職
3-3.さらに上の上司に相談する
合わない上司がいる場合、その上司の上司に相談するというのも一つの手。何らかの働きかけをしてくれたり、アドバイスをくれることもあるでしょう。また、相談することによって、自分自身の気持ちも楽になるので一石二鳥です。
部署にもよりますが、思想が合わない上司がいる場合には更に上の管理者が良い意味で頻繁に干渉してくださることが多く、解決まで至らないにしても深く相談に乗ってくださるので助かることは多いです。
出典:転職会議|20代前半 /女性/物流、購買、資材調達
合わない上司とずっと仕事をするわけではない!
会社にいると、自分で自分の上司を選ぶことはできません。そのため、相性のいい上司に巡り合えるか、悪い上司にあたってしまうかは、ほとんど運次第と言えます。
上司と相性がよく、関係がうまくいっていれば、仕事の内容に多少の不満があっても、それほど苦痛にはならないでしょう。
その反対に、上司と相性が悪ければ、どんなにやりたい仕事や好きな仕事であったとしても、会社に行くのが苦痛になってしまうこともありますよね。
ですが、上司は永久不変ではありません。人事異動の頻度は会社にもよりますが、ずっと同じ上司と仕事を続けるわけではないので、あまりにも辛ければ無理をする必要はありませんが、ぜひここで紹介した対処法などを取り入れてみてはいかがでしょうか。
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