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男性の育児休業義務化がスタート!?口コミから男性育休取得の実態に迫る!

女性の社会進出や核家族化が進み、今や男性も育児の重要な担い手となっています。そこで問題となるのが、「男性の育休」です。実際、育休を取得する男性は増えているのでしょうか?また、もし育休をとったら、その後のキャリアに影響はないのでしょうか?この記事では、男性の育休取得の気になる現実や本音に迫っていきたいと思います。
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男性の育児休業義務化がスタート!?口コミから男性育休取得の実態に迫る!

女性の社会進出や核家族化が進み、今や男性も育児の重要な担い手となっています。そこで問題となるのが、「男性の育休」です。実際、育休を取得する男性は増えているのでしょうか?また、もし育休をとったら、その後のキャリアに影響はないのでしょうか?この記事では、男性の育休取得の気になる現実や本音に迫っていきたいと思います。
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あなたの職場では、男性の育児休業(育休)制度の導入は進んでいますか?

厚生労働省の統計によると、男性の育休は6年連続で取得率は上がっているものの、まだまだ普及しているとは言えない状況です。

そのような中、2019年6月には有志議員が男性の育児休業取得の義務化に動き出し、話題を呼んでいます。

世間でも、働く当事者からも賛否両論のある男性の育休。

今回は、転職会議に投稿された口コミから、「男性の育休取得」に関する現場のリアルな本音に迫っていきたいと思います。

現場の男性のリアルな育休取得率


このグラフは、転職会議に投稿のあった「男性の育児休業」に関する727社の口コミを集計したものになります。

全体の約60%が「制度があり活用されている」と答えており、転職会議ユーザーの口コミには、男性の育休制度に対し、ポジティブな意見が多く寄せられていました。

一方、「制度はあるが活用されていない」「制度がなく活用されていない」という回答も、全体の約30%にのぼっています。

以下、それぞれの事例を見ていきましょう。

制度が活用されている例

育休取得率100%(男性の育休取得率も100%)で、出産をきっかけに退職する社員はほとんどいない。復職率も高い。短時間制度が整っていて、一日あたり5時間実働から復職することができるのが魅力。
出典:転職会議|投稿日 2019年5月9日 株式会社丸井グループ 正社員 20代後半 女性 社員クラス 人事の口コミ

制度はあるが活用されていない例

男性は育休取得がオフィシャルに推奨されているものの、実態としてはほぼ取れない。なぜならその分キャリアの点で同僚に遅れをとってしまうという意識があるのと、育休取得を許さない頭の固い管理職が多いから。
出典:転職会議|投稿日 2017年2月23日 経済産業省 正社員 20代後半 男性 公務員の口コミ

制度がなく活用されていない例

男性に対する、急な子どもの病気対応での休みは、あまりなじんでいない気がします。もちろん、男性の育休の取得率は低く、そういう意味では、今後制度・企業文化面での変革が必要です。
出典:転職会議|投稿日 2018年6月21日 日邦産業株式会社 正社員 40代前半 男性 社員クラス 人事の口コミ

男性は十分な日数の育児休業が取得できている?

世の中では男性の育休取得が推奨される流れになってきているものの、働く現場では、まだまだ男性の育休取得に対して厳しい見方もあるようです。

実際、育休を取得する男性は、どれくらいの日数の休業が取得できているのでしょうか。

転職会議の口コミには、「育児休業の取得ができるものの、取得できる日数が少ない」という意見が多く寄せられていました。

男性も育休制度が存在、しかしながら、これは取れても一週間程度であろう。男性は休みづらい。
出典:転職会議|投稿日 2018年5月22日 アストラゼネカ株式会社  40代前半 男性 主任クラス MR・MSの口コミ

現行の法律では、子どもが1歳になる前日まで育児休業を取得することが可能です。

とはいえ、この表を見ると、男性は出産日当日に限っては休めるものの、出産翌日からの休業取得日数が減っていることがわかります。

また、男性が取得した育児休業日数は1日以上2日未満が最も多く、6日以上取得したという人は、全体の10%にも及びません。

先ほどの口コミのように、大多数の男性が「休業は取得できても、十分な日数ではない」と感じていることがうかがえます。

3割近くの男性が育児休業を希望しながら取得できていない!?
 


資料:内閣府委託「男性の配偶者の出産直後の休暇取得に関する実態把握のための調査研究事業」(2016年)のデータを元に作成


2016年の内閣府の調査(*上図)によると、育児休業の取得意向があるにも関わらず、取得できなかった人が30%にも及んでいます。

本人が育休の取得を希望しても、会社や仕事の都合から、取得を制限されてしまうことがあるようです。

具体的にはどのようなケースなのでしょうか。転職会議に寄せられた口コミをご紹介します。

慢性的な人手不足で休みたくても休めないケース

男性の育休取得は進んでいません。基本人手不足なので、男性までもが育休で抜けられると、残りの社員でまわさなければならなかったり、目標数字も1人あたり大きくなってしまうので、困るということから、男性の育休は進んでいません。
出典:転職会議|投稿日 2019年6月5日 株式会社ゆうちょ銀行 正社員 20代後半 女性 社員クラスの口コミ

男性にしわ寄せがいってしまうケース

男性に残業が回ってくるのは致し方ないとは思う。男性の育休は周囲では見たことがなかった。
出典:転職会議|投稿日 2019年5月13日 学校法人早稲田大学 正社員 20代後半 男性 社員クラス その他の事務関連職の口コミ

業務が多忙を極めるケース

会社に尽くすことが優先のような人もそこそこいる。会社としては有休取得、残業削減、男性の育休取得奨励を進めているが、業務多忙の場合は実質取れない。家庭の事情で無理やり休んでも電話がかかってくるし、仕事がへるわけではない。
出典:転職会議|投稿日 2017年4月21日 積水化成品工業株式会社 正社員 30代後半 男性 社内SEの口コミ

休業を取得できなかった、あるいはしなかった理由について見てみると、「人手不足」や「他メンバーにしわ寄せがいってしまう」などの職場環境が起因しているケースや、そもそもの業務が多忙過ぎて取得できないケースが多いようでした。

本来は、育児に限らず、何らかの理由で休業を取ったり、休業することは誰にでも起こり得ることで、そこをチームでカバーし合いながら仕事を進めるのが会社のあるべき姿。とはいえ、現実はコストカットのためにぎりぎりの人数で仕事を回していたり、人員削減により一人当たりの業務が膨大になっていたりと、なかなか休みにくい状況になっているようです。

また、男性が育休を取得できない背景には、まだまだ「男性が働くのは当たり前」という認識が根底にあるのかもしれません。

育休復帰してからの居場所は…悲喜こもごも

男性の育休取得を認めているが、取得後のキャリアにどのような影響があるかの説明が不十分だと思われる。
出典:転職会議|投稿日 2019年6月9日 コニカミノルタ株式会社 正社員 30代前半 男性 社員クラス 製品開発(素材・化成品)の口コミ

上の口コミにもあるように、育休の取得を検討している男性には、復帰後の待遇が気になる方も少なくないのではないでしょうか。

カネカ勤務の男性社員が育休明けに転勤を命じられたニュースが記憶に新しいかと思いますが、昨今では育休明けの男性が不当な扱いを受ける「パタニティー・ハラスメント(パタハラ)」が問題になっています。

このような事態を危惧すると、育休取得にも二の足を踏んでしまうかもしれません。

そこで、この章では、復帰後のキャリアに関する現場の口コミを集めてみました。長期の育休取得を検討する男性は、参考にしてみてください。

復帰後も活躍できるケース

育児休暇は非常に取りやすい感覚です。妊娠した女性社員はもちろん、男性の育休取得率も上がっているように感じます。男性の場合将来のキャリアに響くという印象を持つ方もいますが、戻って来てからしっかり仕事をすれば、社内でもしっかりとした地位を築けると私は思います。会社自体もワークライフバランスを意識しており、非常に働きやすい環境になっています。
出典:転職会議|投稿日 2013年4月24日 キヤノン株式会社 正社員 30代前半 男性 ルートセールス・代理店営業の口コミ

子育てに理解が少なく、復帰後は閑職に異動になるケース

男性の育休取得はほとんど無く、女性も出産休暇を期に、職域を変更することなどは当たり前で、また、管理職に高年齢層が多いため、理解が十分であるとはいえない。
出典:転職会議|投稿日 2011年9月17日 オムロン株式会社 正社員 20代後半 男性の口コミ

意思を伝えないと復帰後に希望の職務につけないケース

育休復帰後はしっかりと希望を伝えないと、過度に配慮された簡単な業務を振られることがあります。
出典:転職会議|投稿日 2018年11月20日 日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ株式会社 正社員 20代後半 女性 社員クラス アプリケーション設計(オープン系・WEB系)の口コミ

育休制度があっても、復帰後のキャリアパスや配属先などの対応は企業によって様々です。

育休が終わって間もない頃は、子供が急に熱を出すなど、仕事を休まなければならないようなことが頻繁に起こります。そのため、企業側は良かれと思って責任の軽いポジションへ変更したとしても、本人にとっては望まぬ配置転換、すなわちキャリアダウンと感じられてしまうこともあるでしょう。

復帰後に思い描くキャリアパスがあるのだとしたら、従業員側から会社へ積極的にアプローチしていくことも重要だと考えられます。

また、責任のある立場であれば、環境が変わっても役職相応の高いパフォーマンスが求められることは覚悟しておく必要があるでしょう。

まとめ

口コミを見ると、男性の育児休業に理解のある企業が一定数ある一方で、同僚やチームへの遠慮や忙しすぎる業務、そして所属企業の無理解という社会的背景などがハードルになり、いまだに育児休業の取得を制限されている人がいるようでした。

今の世の中の流れを受け、今後は当事者のニーズを汲めるようなファミリーフレンドリー企業が増え、職場環境も変化していくのではないでしょうか。

最後に、実際に育休取得した社内メンバーにもコメントをもらいましたのでご紹介します。

妻と一緒に育児について試行錯誤する時間を持てたり、子供に表情がついていく過程を間近でみることができ、とても楽しかったです。自分にとって、育休は親になったという実感を持つことができた良い時間でした。
育休前は、急ぎの開発案件をタスクとして頂いており、チームの運用方針や残タスクの共有にかなり気を使いましたが、事前に話し合っていたこともあり、育休自体はかなりとりやすかったです。
職場復帰も上長とビデオ通話で事前に話をすることができ、すんなりと復帰することができました。
正社員 30代前半 男性 プログラマ(オープン系・WEB系)の口コミ
育児の勉強や、妻や子供が何を求めているのかを考えられる余裕を持てたことが良かったです。自分の性格上、おそらく仕事をしながらだと確実に妻に育児を任せっきりになり、子供にあまり興味を持たず、それが当たり前の状況になった可能性があると思います。
プロジェクトの途中で育休に入ることになったため、私が勝手に気を遣っていましたが、プロジェクトメンバーや周りのサポートも厚く、特に大変だったということはありませんでした。
また復帰に関しても何の問題もなく、復帰当日から普通に仕事をさせて頂けました。そもそも今回の育休は上司から提案して頂きまして、あの提案が無ければ取得を考えなかったと思うので本当に感謝しています。
正社員 30代後半 男性 プログラマ(オープン系・WEB系)の口コミ
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