「マウンティング」って知っていますか?
本来は、動物に見られる順位確認の行為(他の個体を威圧し、自分の優位性を知らしめること)を指すのですが、人間界においては心理的な格付けアピールを表すワードとして知られていています。
「マウンティング」というワードが広く知られるようになったのは、2014年、ファッション雑誌編集部での女のバトルを描いた沢尻エリカ主演のドラマ「ファーストクラス」がきっかけで、その年の流行語大賞にもノミネートされました。今回は、転職会議のクチコミから職場での「マウンティング」の事態をのぞいてみましょう。
マウンティング女子に悩まされる職場
- 人間関係もドライでマウンティングもありましたので、自分の面倒を見てくれる人はほとんどいませんでした。女性が多い職場ですので、馴れ合いしていたかと思いきや、いきなり陰口なども多くあります。仕事も助け合ってやるような雰囲気は自分の支店ではありませんでした。(医療系システム開発/20歳 女性 システム関連)
- 育休の人が戻ってきた時の陰口とか、女性社員同士のマウンティングなど、仕事以外のストレスは多いかもしれません。どこも同じだとは思いますが。女性社員同士の仲に非常に神経を使う職場で大変でした。独身者が多いので、どうしても格付けしたがるのについていけませんでした。(生命保険/23歳 女性 個人営業)
- 女性だけの職場なので女性ならではの言葉のいやみ、いやがらせ、またマウンティングのような場面も見てきました。あれはずっと続いたら相当メンタルやられますね。それが耐えられなくなり辞めました。(アパレル/25歳 女性 販売)
- 女性が多いこともあり、いじめまではいかないが派閥があり、今でいうマウンティングをする人が多いので、仕事以上に気を使う。(化粧品/30歳 女性 販売)
- 女性ばかりなので確実にマウンティング的な精神風土はありました。時々身体を壊して辞める方もいますし、精神的にタフかKYじゃないと長くやっていけないと思います。中心部門において残って欲しい人(感じの良い人)ほど辞めていくと、昔、男性上司も言っていました。(医療系社団法人/35歳 女性 団体職員)
- 社員は独身の20代~30代が中心の企業です。実力主義なのでマウンティングがハッキリしているので安定性がなく精神的に疲れます。そのため上司もコロコロ替わるので、人によってスタジオの方針や雰囲気がだいぶ変わる。(教育/40歳 女性 個人営業)
- 営業以外女性ばかりで大変やりにくい。女同士のマウンティングバトルに巻き込まれて仕事どころではない。業務はいたって簡単なことしかなかったが、人間関係がかなり濃くて消耗させられた。マトモに仕事できると思う人は2人いたが…。(生命保険/22歳 男性 金融関連職)
アパレルや化粧品の販売、生命保険の営業、医療や教育関係など、女性の多い職場からのクチコミが多くなっています。「女性ばかり」「女性が多い」というワードからもわかるように、職場の女性比率が高いほど、マウンティング率も高くなるようです。
社員同士、各々の違いを受け入れ、お互いに認めあうのが大人というもの。優劣をつけることで自分の優位性を確認したがる行動は、紛れもなく迷惑行為といえるのではないでしょうか。職場でのコミュニケーションが上手くいかなくなり、業務にも差し支えるという声がたくさん見受けられました。
マウンティングに遭遇したら
(1) 無視する
しつこいマウンティング行為には、軽く肯定を示した後、トイレや給湯室に行くフリをして、スーッとその場から姿を消すのが吉でしょう。
(2)褒めちぎる
マウンティングは自分の優位性を確かめたくてする行為、相手の気持ちが満たされよう、とにかく褒めて満足させてあげましょう。
(3)自分の情報はださない
自分の知らないところで勝手に格付けされたり、求めていないアドバイスを永遠と言われ続けたり、マウンティング女子の会話の当事者にされてしまうとストレスはたまる一方。プライベートの情報はもちろん、自分の情報はできるだけ出さないように気をつけましょう。
結局は気にしないのが一番
知られざるマウンティング女子の実態、いかがでしたでしょうか。職場で起こる嫌味やマウンティングといった行為は、日常的に受けるともちろん精神的に辛いものですが、結局はマウンティングをしてくる側の心の問題が原因です。適切な距離を起き、あまり気にしないのが一番の解決策。
そして、もしもマウンティング女子が仕事で失敗したり、助けを求めてきた時には、広い心で受け止め、手を差し伸べてあげましょう。
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