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年功序列なのに大きな年収格差!メガバンクの給与の実態

「銀行」といえば安定した高給取りのイメージ。そのうえメガバンク勤務というと、きっと高年収に違いないと思ってしまうところですが、実態はどうなのでしょうか? 転職会議のクチコミから、3大メガバンク(三井住友銀行・三菱東京UFJ・みずほ銀行)の年収を調査してみましょう。
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年功序列なのに大きな年収格差!メガバンクの給与の実態

「銀行」といえば安定した高給取りのイメージ。そのうえメガバンク勤務というと、きっと高年収に違いないと思ってしまうところですが、実態はどうなのでしょうか? 転職会議のクチコミから、3大メガバンク(三井住友銀行・三菱東京UFJ・みずほ銀行)の年収を調査してみましょう。
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手取り10万円台!?意外と低い、初任給

メガバンクの初任給(4年制大学卒)を調べたところ、3社全て同額となっていました。

月給 205,000円(2015年実績) 勤務時間 8:40~17:10

勤務時間まで見事な横並びです。この金額、大卒の初任給としては標準的。ただし、同じく高給と言われるメジャーな総合商社や広告代理店と比較すると、若干低めのスタートになっているようです。まずは20代前半のクチコミを見てみましょう。

・新卒の手取りは14万ほどと少ないが、伸び率が高い。1年目で月5万円上がり、その後役付になるまでは2.5万円ほど伸びていく。(三菱東京UFJ/20代前半 男性 その他金融/年収300万円)

・上がり幅はやや大きいみたいですが、結婚したらすぐ辞めようと考えている女性の方には、元は取れない仕組みになっている。若手はかなり安月給なので、働き続けないとダメですね。(みずほ/20代前半 女性 法人営業/年収430万円)

・給与についての満足度は低い。ただ、まだ1年目であり、残業もほとんどないため仕方がないと考えている。(三井住友/20代前半 男性 販促企画/年収600万円)

入社したての時期は研修続きで残業はほぼゼロ。やがて残業ができるようになっても、最近は残業が制限されているため、そこで稼ぐのも難しい時代になっています。若いうちは苦労が多そうです。

給与を補う、バツグンの福利厚生

給与額でいうと若いうちは低めのようですが、一方で福利厚生は大変充実しています。寮や住宅補助により、人によっては毎月数万円分のメリットがあるようです。

・社員寮あり。住宅補助は独身4万円、既婚9万円。(三井住友/20代前半 女性 個人営業/年収280万円)

・独身寮がある。交通費は必ず支給される。社内食堂は格安(一食350円前後)。本社内にある病院と薬局は行員であれば無料。30歳で独身寮を出ないと住宅補助が出ない。それまでに独身寮を出ると自己都合扱いになり、勤務地が変わっても寮には戻れないし、30歳以降の住宅補助も出なくなる。こうなったら結婚して家族寮に入るしかない。ただし奥さんにそれなりの収入があると入れない。(三菱東京UFJ/20代前半 男性 法人営業/年収350万円)

・250名程度が収容できる寮に入っています。月の費用は1万円をきります。ジムや勉強部屋もあり、本当に素晴らしい施設です。私は地方出身ですので、非常に助かります。昼食も社員食堂があり、天引きされるのですが、非常に安価です。東京に配属されれば、良い環境かと思います。(三井住友/20代前半 男性 法人営業/年収430万円)

・住宅補助も最近減り、寮のおばちゃんもクビに…。(みずほ/20代前半 男性 法人営業/年収500万円)

寮に住んで社食を利用すれば、都内なら月10万円近く節約ができそうです。ただし、福利厚生を受けるための条件に該当しない場合はメリットがなく、昨今は経費削減のため充実した手当も減少傾向になっている様子。思わぬ人生の転機や今後の社会情勢を考えると、福利厚生頼みのままでは危険かもしれません。

伸び率は圧巻!気になる「年代別 年収推移」

続いて、転職会議に寄せられた20~40代のクチコミから、三菱東京UFJ、三井住友、みずほ3社の平均年収を算出してみました。
 

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平均値によると、40代で3社とも年収1000万円台に達するようです。20代後半から30代前半の伸びが非常に高く、5 年間でおよそ200~300万円の上昇。入社したての頃の「給与が低い」という思いは徐々になくなっていくようです。30代のクチコミを銀行ごとにまとめてみました。


<三井住友銀行>

  • 総合職でも入行当時は200万円台(手取り)ですが、着実に上がっていくと思います。ただ、個人の営業成績だけでなく、所属している支店やエリアの業績に左右される事の方が大きいように思います。個人営業ですが、年次が上がるにつれて、どんどん目標が上がっていき、目標を達成出来なければ居場所がなくなっていく感じがあります。(30代前半 女性 個人営業/年収850万円)
  • 中途で入ったが、年収は簡単に1000万超えました。但し、これ以上の昇進は簡単ではないし、うまくいっても課長止まりでしょう。年収1500万は狙えますが狭き門です。40代後半で片道切符の出向になれば、2年間は給与保証されますが、それ以降は保証されません。高年収も今のうちだけなので、安易に銀行への転職は勧めません。(30代後半 男性 経営企画/年収1,200万円)
 

<三菱東京UFJ銀行>

  • 昔に比べると給与体系はレベルダウンしているのは否めない。特にバブル期の入行者の話を聞くと、いまとの違いに愕然とさせられることがしばしば。とはいえ、30歳過ぎでおおむね1,000万円をもらえるので、それほど文句は言えない。評価については、年々シビアになっているのを実感する。同期の間でもすでに収入に大きな格差がついている。(30代前半 男性 金融アナリスト/年収1,000万円)
  • 入行7年目程度で給料が急に上がる。早ければ入行10年目で年収が1,100万円程度となる。入行15年程度で上席調査役になると1,380万円くらいとなり、裁量労働で残業代がつかなくなる。ただし、52歳程度で他社転籍となり、グループ企業への転籍だと給料が4割くらい下がると言われており、生涯年収が高いかは疑問である。(30代後半 男性 プロジェクトマネージャー/年収1,100万円)
 

<みずほ銀行>

  • 30代で1千万円の年収がもらえていた頃とは時代が違います。いまは年収が下がって行く一方です。仕事の量は年々増加して来ているのに対し、年収が下がって行く一方である。同期のほとんどは転職し、残ったものも元気なく毎日を過ごしている。こんな企業に入ってしまったことをいつも後悔している…。(30代前半 男性 法人営業/年収600万円)
  • 給与水準には満足している。昔と比較すると仕事の量は減った(というか残業に制限ができて強制的に減らされた)ので、よりスピードと効率性が重視される環境となった。拘束時間と比較すると、年収はきわめて良いと思う。(30代後半 男性 法人営業/年収1,300万円)


3社を比較してみたところ、企業ごとのクチコミの違いはあまり見られませんでした。みずほ銀行だけが30代前半、給与が伸び悩む傾向があるようですが、日本企業全体で見ると決して低い給与水準ではありません。
給与について、メガバンク社員が感じている不満には共通点があり、おもに下記4点が挙げられます。

・昔より給与が下がり、評価がシビアになっている
・所属先や上司の評価で年収が大きく変わる
・30代になると同期で年収に大きな格差ができる
・年齢を重ねると、出向のため年収が下がる

査定や40代以降の異動・出向によっては、給与も頭打ち、もしくはダウンする場合が多そうです。

メガバンクという厳しい競争社会を生き抜くには

今回の調査で、メガバンク3社の転職会議登録ユーザーの年収は、最低200万円台(20代女性)~最高2,000万円台(40代男性)と、大きな差が存在することがわかりました。また同じ30代後半でも500万円~1,300万円台と、2倍以上の差が生じています。お硬いイメージから年功序列を想像してしまいますが、実は弱肉強食の厳しい競争社会のようです。

日銀の低金利政策により先行きの不安が生じている最近の金融業界。3大メガバンクに就職したからといって、安穏と過ごしているわけにはいかなそうです。不安定な競争社会で生き残るには、自分自身を支える高い志が必要になるでしょう。

最後に、年収1,000万円プレイヤーのクチコミとともに、“銀行の神様”の名言をご紹介します。

・企業は自己資金だけでは大きな取引ができず収益機会が限られますが、銀行から低利で安定的な融資を受ける事で、取引機会を増やし事業を拡大して収益を得て雇用を創出し社会に貢献できます。社会に高く貢献できる企業へ融資する、そのノウハウを身に着け実践していく事で、結果的に社会貢献ができるところが面白いところです。(三菱東京UFJ/50代前半 男性 財務/1,500万円)
大金持ちになるよりも、 社会万民の利益をはかるために生きる方が有意義である。 (渋沢栄一)

今の時代、安定かつ高い水準の給与が一生保証されている会社は多くはありません。労働者の権利として、適切な給与が支払われるべきなのはもちろん言うまでもありませんが、高い給与よりもその会社だからこそ実現できる「やりがい」や「貢献」に納得して仕事ができる方が、人生の満足度は高くなるかもしれませんね。

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