4月から、週刊コミック誌の編集部を舞台にした人気コミック「重版出来!」がTBSテレビでドラマ化。NHKでも暮しの手帖社の創業者・大橋鎭子さんの雑誌出版の軌跡をモチーフにした連続テレビ小説「とと姉ちゃん」がオンエアされ、盛り上がりを見せる出版業界。
ドラマでも、編集部員・営業部員などがやりがいを持って仕事をする姿が描かれていますが、実際の現場にはどのようなやりがいがあふれているのでしょうか?今回は、出版業界のやりがいを、転職会議に寄せられた口コミデータから集計し、ランキング形式でご紹介します。
ドラマは結構リアルみたい?出版社業界のやりがい
株式会社枻出版社(同率総合1位: 4.4/5点)
・入社1年以内で、特集や大きな企画、本を1冊まかしてもらえるような出版社はそうそうないと思っています。興味のある分野や、やってみたい企画を、誌面で実現できる可能性はかなり大きいはず。(編集者/女性)
・マニアックなジャンルの雑誌が多いため、専門知識が増える。社内では魅力的で個性的な面白い人が多いので、一緒に働くのは面白い。社風として、若者でも手を挙げればやらせてもらうことが出来るので、自由で風通しよく、コミュニケーションがとりやすい点はモチベーションにもなりますね。(編集者/女性)
・とてもやりがいのある、いい職場でした。自ら仕事を創出し、それに対して否定的ではなく「どうすれば成功するだろうか」という前向きな検討を真剣にみんなでできる会社です。年齢に関係なく、いい仕事をする社員に対しては高い評価をします。(編集者/男性)
入社間もない若手編集者でも特集や本1冊を担当させてもらえるほか、自ら手を挙げればさまざまな仕事を任せてもらえるという声が多く、年功序列ではない実力主義な職場環境にやりがいを感じている人が多いようです。また、マニアックなジャンルを幅広くカバーする出版社だけに専門知識が増えるという声は、枻出版社ならでは。
株式会社医学書院(同率総合1位: 4.4/5点)
・出版社ですので、本への興味、知識を持っている人であれば楽しく仕事が出来ると思います。専門書であるので、一般には難しい内容の書籍も多く取り扱っていますが、医学という内容上責任が大きな仕事ですので、意識を持って取り組みました。(男性)
・残業も個人の裁量にまかされている面がおおきく、定時帰りの社員も多かったです。有給の消化率も他業種に比べ高く、働きやすい環境だったと思います。(一般事務/男性)
・女性も多く、活躍の場が用意されており、申し分ない。女性はキャリアパスにおいて満足できる準備がなされているが、やはり男性有利であることに変わりはない。女性ならではのセンスを生かせる部署もあり。(校正/男性)
医学書院は、医学という内容上責任が大きいジャンルを扱う専門出版社。意識を高く持った書籍づくりにやりがいを感じているよう。定時退社がしやすい、有給消化率が高いことや、女性の活躍の場が用意されているなど、より良いワークライフバランス実現のための制度設計がしっかり整備されていることなども高い評価を後押ししているようです。
株式会社幻冬舎(総合3位:4.3/5点)
・仕事の過程や結果でやりがいを感じたのは、クオリティーに妥協しない姿勢です。面白みは、社内の風通しがいいのでコミュニケーションが活発で自由にやりたいことができる環境だと思います。(コンサルタント(建築・土木関連)/男性)
・徹底的に売上を重視し、宣伝広告に力を入れるマーケティング方法はこの出版社の強みだと感じています。話題になる本を作る編集力もあるので、今後も成長する可能性のある出版社だと思います。(内勤営業/男性)
・わかりやすく成果主義です。その点では男女関わりなく働きがいのある会社だと思います。魅力的な編集者が多く、大変勉強になりました。(編集者/女性)
クオリティーに妥協しない姿勢、売上重視というクチコミから、ハイパフォーマンスが求められる職場環境だということが想像できます。話題になる本をつくる編集力やマーケティング知識を持つ優秀な社員が切磋琢磨していることから、学びの場としてもやりがいを見いだしているようです。
多角的に挑戦ができる6社が接戦
4位は同率で6社が接戦してランクイン。地域情報からライフスタイル、文芸、保育など出版分野に偏りはなく、それぞれの分野で仕事を楽しみながら取り組んでいる社員の声が目立ちました。特に企業の独自性が色濃く映し出されていたのは、下記の3社。
株式会社タウンニュース社
・法人営業、個人営業、記者、校正…さまざまな職種をこなし、行政から政治家、自治会、学校商店会、まちの電気屋さん、小学生など…ありとあらゆる人と関わることができることが一番の魅力。(記者・ライター/男性)
・地域に密着しているので記事の反響がすぐにわかるのはいい点だと思います。(その他の広告・グラフィック関連職/女性)
スターツ出版株式会社
・上下の風通しもよく、部長はおろか、専務や社長にもなんでも話しやすい雰囲気で、とにかく提案はしやすいです。(その他経営企画関連職/女性)
・若手でも、どんどん提案できるし、色々やらせてもらえるのが良い。勝手に企画書を作って、部長のところへ持って行くこともできる。社長がしょっちゅう社内をふらふらしていて、普通に話したりするので、他の企業の人が見たら驚くかも。(Webマーケティング(SEO・SEM)/女性)
株式会社KADOKAWA
・出版社という枠組み、本を作らないといけないという枠組みに囚われず、多様なジャンルにトライできるのは、この会社ならではの魅力。映像、ゲーム、海外事業、スクール、WEB、やる気さえあれば、とにかくいろんなことができる。(編集者/男性)
・巨大企業なので、ヒットの芽がある作品を企画すれば、書店で大々的なPRができる。知名度は抜群なので、企画を実現する際も著者のみならず、関係各者に話をもちかけやすい。(編集者/女性)
自分の伸びしろを引き出すなら出版業界
分野に関係なく、トップ10にランクインした出版社は、若手社員が特集ページを担当できたり、書籍1冊を任されたりするチャンスがあり、チャレンジする機会の多さがやりがいにつながっている印象。また、出版業界らしく、“企画立案すること”を歓迎するムードが多分に感じられるクチコミも目立ちました。「新しいことに挑戦したい」「自分のアイデアをカタチにしたい」というクリエイティブな気概のある人には、自分の伸びしろを引き出す仕事にチャレンジできる理想的な業界と言えそうですね。
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