朝ドラ効果で注目度アップ！

1位 大同生命保険株式会社

上昇率なんと1000％超え！2015年9月末～2016年4月上旬にかけて放映されたNHK連続テレビ小説「あさが来た」は、大同生命創業者・広岡浅子をモデルにした物語。江戸～明治、大正をまたぎ、様々な事業に取り組んだ浅子の人生を描き、最終回視聴率は、朝ドラ今世紀最高の27％を記録するほどの大人気ドラマとなりました。

昨年9月のドラマ開始以降、ドラマの盛り上がりや視聴率上昇にあわせて、検索数も桁を増やし、圧倒的な上昇率を見せています。大同生命の営業現場では、ドラマのおかげで認知度が高まり、契約獲得がスムーズになっているという嬉しい影響があったそうです。そんな同社の女性活用に関するクチコミを見てみましょう。

●女性が、配偶者が転勤した際にその転勤先の大同生命支社へ異動できる制度ができました。配偶者の転勤があってもついて行くことができ、仕事が続けられる制度は良い制度だと思います。総合職、事務職にかかわらず女性管理職の方はいらっしゃいますし、会社も増やそうと取り組んでいます。産休を取得中も上司とのガイダンスを行ったりしているようですので、産休中のケアもしっかりしているのではと思います。（25歳 女性 一般職）

●とてもいい会社で働きやすい環境です。女性も役職に就くことができます。生命保険業界では税理士と提携して、今はやりの「提案型」で保険を販売しており、この販売形態の先駆け的存在だと思います。提案内容も優れて入れ、押し売りしないスタイルがとてもいいです。社員もとてもいい人が多く、女性も長く務める人が多いということはその証拠でしょう。（40歳 女性 営業アシスタント）

●辞めても再度職場に復帰することができます。また、夫の転勤が発生しても勤務先を考慮してくれます。女性だけでなく働きやすい職場改善を常に行っている会社です。（30歳 男性 法人営業）
 

株価も上昇！水産業界

2位 日本水産株式会社

魚肉ソーセージや缶詰、冷凍食品でお馴染みのニッスイが2位に。10位圏内には、同業他社のマルハ、株式会社極洋もランクインしています。水産業は、円高の影響や、冷凍食品の値上げを起因に業績が堅調のようで、その期待感からか、ニッスイは昨年から株価が急上昇していました。

そんなニッスイの、事業の将来性や仕事のやりがいに関するクチコミを見てみましょう。

●基本的には、もともとが漁業会社をDNAにもつこともあって、大らかで緩い会社。今後、水産資源の世界的な枯渇問題と持続性を議論して産業としての自足性と責務を果たしていくには、この会社が社会的に一定の役割を果たしていくことが不可欠であるとも考えているため、その点は期待したい。（45歳 男性 経営企画）

●大胆な投資戦略で拡大してきましたが、少し戦線が広がりすぎて人手が回らない状態です。会社の立て付けを見直して、どのように全他運営するかが明確になれば、もっと働きやすくなると思う。本来は勢いの社風なのだから。（45歳 男性 法人営業）

●世界を相手に、様々な魚介類の輸入ができる。海外から魚介類を輸入するだけでなく、鮮度をよくするために海外に協力工場を持っており、凍結のエビフライの開発や、量販店やファミリーレストランとの共同開発で商品を考えることもある。（40歳 男性 法人営業）

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ほかに、株式投資関連で注目度が上昇したと思われる企業には、下記があります。

10位　杏林製薬株式会社
経常利益を上方修正、3期ぶりの最高益更新を発表（2016年2月）。

13位　カンロ株式会社
主力ブランド商品である「金のミルクキャンディ」や昨年発売した「ジュレ ピュレ」の売上が伸長したことを主因に、売上・経常利益の上方修正を発表。（2016年5月）

「転職会議」のクチコミは、投資家の方も注目している模様。企業姿勢や内部の実態をチェックして将来性を見極めることで、投資に値するかどうかをチェックしているようです。

不祥事で思わぬ注目

12位 株式会社DYM

SEO対策を主な事業とするIT企業の株式会社DYM。3月、タイに社員旅行中、王室御用達ビーチで酔って全裸の大騒ぎをしたことが、SNSの投稿をきっかけに話題になりました。ネット上にはこの不祥事だけでなく、同社にまつわる様々な情報が投稿・まとめ・拡散され、「炎上」状態に。
同社は、自社がもつ「風評対策」のノウハウを活かし、ネガティブ情報を消去しようとしますが、今度はその事実がネット上で投稿・拡散され、再炎上する事態にまで発展します。

●月ごとに成果を追うスタイルで日々業務に取り組みながら、成果を意識する環境にある。3ヶ月に一度表彰式が有り、優秀者にはインセンティブやその他社長との事会に参加できるなど、がんばった分がそのままかえってくるのは魅力的。逆に成果が出ないとひどく気まずくなる。月ごとに必ずその時期は訪れるというのが耐えられない人には向かないだろう。（23歳 男性 ビジネスコンサルタント）

●給料は業界内ではよかったほうかと。営業配属だとマネージャーにできる人が揃っていたので、非常に勉強になった。また、何かをやり切る大切さを叩き込んでもらったと思う。社員通しの仲はいいと思うのでハマる人にはハマる会社である。この会社で仲がよかった人とは今でも飲みに行って話をするので、人脈を構築できた点はよかった。（26歳 男性 IR）

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熱血体育会系ゆえの、思わぬ過失だったのかもしれません。スピード感のある会社のようなので、今後の名誉挽回に注目したいところ。 企業の不祥事に限らず、芸能人や政治家のスキャンダルなど、最近は、一度話題に登ると、猛烈な勢いで話題が拡散していきます。その速さと深掘り具合は、年々度合いを増しているようにも感じます。

不祥事の際の、初期対応と謝罪の重要性を思い知らされると同時に、ネット社会でのモラルや理性についても、改めて考えさせられる出来事でした。