未経験からのスタート
--まずは、F.Fさんが今のお仕事に就かれるまでの経緯と、具体的な業務内容を教えて下さい。
F.F:2012年にSEとして新卒で入社しました。最初の2年はPMOや管理系の業務を中心にやってきましたが、その後の主な仕事はクライアントの要望に沿ったシステム設計や、要件定義です。こちらで要件定義まで行って、それを中国の部隊の方々に実際に作ってもらうのですが、文化や言葉の壁があるので、なかなか上手くいかないこともあって、そこをうまく調整していくのが僕の仕事です。
--新卒入社なんですね、元々その分野がご専攻だったんですか?
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F.F:いいえ、大学は文系です。でも、手に職をつけたいという気持ちがあったので、エンジニアを志望して就職活動をしていました。
知識は入社してから社内研修とOJTで学びました。そういう人は僕だけではなく、同期にはブラインドタッチから始める人もいましたよ。もちろんシステム情報の大学出身の人もいるので、そういう人から教えてもらうことも多かったです。基本的には、業務の中で自分で習得していくスタイルですが、「ここがわからないです」って伝えると、みなさん優しく教えてくれます。
--それは凄いですね。前回のインタビューでも教育体制、研修制度についてはお話を伺いました。充実した体制があるようですね。ですが、それでも最初の学習はとても大変だったのではないかと思います。今までで、これは辛かった、驚いた、といったエピソードを教えていただけますか?
F.F:まだ1、2年目の時、いきなりクライアントへの報告業務を任された時はかなり刺激的でしたね(笑)。
--いきなりですか(笑)。
F.F:お客さんを相手にすると、忙しかったとか、トラブルがあったという言い訳をする訳にはいかなくて、常に100%で仕事をしないといけない。最初は結構大変でした。でも、きちんとした報告ができるとやはり嬉しかったですね。
エンジニア職のやりがい
--前回のインタビューでも感じましたが、アクセンチュアでは若手でも、たくさんのチャレンジを与えられ、早い成長を求められる、という印象を受けました。F.Fさんにとっても、こういった企業文化が、仕事のやりがいにつながっているのでしょうか。
F.F:そうですね。携わっている案件自体、世の中にインパクトを与えるものが多いですし。プレッシャーを感じる一方、自分が携わったものが多くの人に使われると思うと、やりがいがあります。 それから、お客様から感謝されることも励みになりますね。たとえば以前の案件は、お客様が他の会社に頼んで失敗して、後ろ倒しになっている時に声がかかったものでしたが、それをかなりタイトなスピードでやりきりました。 お客様も喜んでくれて、「アクセンチュアだからできた」と言ってもらえた時はとても嬉しかったです。
--やりがいが追求できる点はコンサルタントもエンジニアも一緒ですね。転職会議のクチコミにもエンジニア職のやりがいに関してのコメントが多く寄せられています。
大規模プロジェクトでお客様に近い上流工程での業務が多いため、プロジェクトをドライブしている実感が得られる。通常のSI企業のエンジニアと比較して単価 が高額であるため、お客様からは大変に高いアウトプットを期待されるプレッシャーがあるが、お客様のビジネスに高い価値を提供して満足頂けたときは大変やり甲斐を感じる。(30代前半/女性)
周囲の社員も成長意欲が高く、とても刺激を受けることができる環境です。残業はそれなりにありますのでタフな環境を成長として受け止められないと体力的にしんどいと思う可能性が高いです。ですが、成長と捕らえられるのであればすばらしい環境です。ノウハウも体系化されており、エンジニアとしても成長できる制度が整っています。(20代前半/女性)
--やりがいがある一方、やはり仕事は大変なのでしょうか?
F.F: もちろん大変な時もありますけど、そこまでではないですね。僕の場合、どちらかというと、もっとハードなのかと想像していました。意外と有給もきちんととれますし。会社に色々な部活があるので、リフレッシュもできていますし。
--部活動があるんですね。初耳です。
F.F:僕はサッカー部にはいっています。社会人の部活というと、大学のサークルよりも気軽な雰囲気を想像していましたが、全然そんなことはありません。上手い人も、初心者の人も、基本的にみんな一生懸命真面目にやっています。週に1回は必ず練習があります。他の部活も結構しっかりやっていると聞きますよ。
人間関係については予想外
--部活や職場含めて、人間関係はいかがですか?外資系というと、個人的にドライな印象があるのですが。
F.F:人間関係については良好だと思います。僕も、もうちょっとドライなのかと想像していましたが、職場では気さくに話しかけられることが多いですし、同期で飲むことも結構あります。 部活でも、普段一緒に仕事をすることがない人とも交流できるので楽しいです。部活の仲間とは、普段一緒に仕事をしていない分、仕事での悩みを打ちあけやすい、という面もあると思います。
--転職会議でアクセンチュアの人間関係についてのクチコミを調べてみると、人間関係は(悪い意味でなく)さっぱりしている、ドライ、というクチコミが比較的多いですね。部活動でも人間関係が築けるというのは意外でした。
外資系なので社員もいい意味で突き抜けた人材が多い印象だ。国籍も様々。管理職に至っては、叩き上げの人々という感じで本当に優秀、かつ個性の強い人材が多い。オンオフをきっちり分ける文化があると思うし、いい意味でドライな関係を築く事が可能だと思う。(30代前半/男性)
案件によって仕事の内容はかなり異なりますが、外資系らしい人間関係のドライさ(悪い意味ではなく)とハードさは根底にあるのではと思います。(30代後半/女性)
外資系らしいドライな面、実力主義な面、やれば認めれていくという風潮はまさにイメージ通り。良い意味で期待を裏切られたのは、似たような思考の人が集まるのかプライベートでも適度に仲良くなれる人が多かったです。退職後も良好な関係が続いている人が多くいます。(30代前半/男性)
F.F:あと職場の人間関係や雰囲気でいうと、以前、皆で深夜まで働いている時に、上司がピザを何十枚と持って現れて、差し入れをしてくれたことがあるんです。こんなことしてくれるんだなって、驚きました。
--人情味溢れるエピソードですね。そういうことはしばしばあるんですか?
F.F:ひと山越えたら基本的には何か打ち上げをやりますね。12月が評価期間なのですが、そこで昇進した人の記念として「打ち上げに行こう!」ということもありますし。褒めあうというか、認め合う文化みたいなのがありますからね。
--なるほど。では最後に、F.Fさんが思うアクセンチュアの企業文化を教えて下さい
F.F:難しいですね。「言いたい事を言い合って、お互いに高め合っていく」という感じでしょうか。
--やりがいと成長を追求するのにふさわしい企業文化ですね。本日は貴重なお話、ありがとうございました!
編集後期
今回2回に渡ってアクセンチュアの若手コンサルタントとエンジニアへのインタビューを実施してきました。職種が違えども共通して感じることは、やりがいを追求できる環境、そして成長を支える、温かくも厳しい先輩たちの姿があるということです。 もちろん、仕事における「やりがい、成長」の定義は人それぞれ。アクセンチュアで追求できる「やりがい」は、貴方の目にはどう映ったでしょうか。
同じ企業、同じ環境であったとしても、人によって感じ方はさまざまです。 転職会議は、「良い・悪い」と「合う・合わない」は違う。転職で大事なのは、何より自分に「合う」会社選びが大切だと考えています。
だからこそ、興味をもった企業のことを深く知ることは、転職において大変重要なことです。 実際にそこで働いている友人や知り合いがいる場合には、今回のインタビューのように生の声を聞くことが出来ますが、そういった情報収集が難しい場合には転職会議のクチコミを是非参考にしてみてください。
さて、次回はアクセンチュア 企業潜入レポート最終回です。 転職会議編集部が、アクセンチュア主催のデザインスプリントに潜入してきます! 最先端の情報をどんどん取り入れて進化していく同社。たった5日間で、商品のコンセプトデザインやプロトタピングを仕上げてしまう高速なデザイン手法とは?
次回も是非ご期待下さい!
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