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慶應義塾大学大学院教授 前野隆司さんインタビュー:4つの幸福因子から導き出した「幸せな働き方」の法則とは?

前回、「すべての人が幸せに働ける働き方はあるのか?」をテーマにお話を伺った慶應義塾大大学院教授・前野隆司さん。 より幸せな働き方を実現するためには、幸福学研究で明らかにされている4つの幸福因子に目を向けると良いといいます。
人生をより幸せに感じることができるなら、ぜひとも実践したいところですが、私たちが幸せに働くためのヒントも、これらの4つの因子別に見つけることができるとのこと。今回は、その具体的な方法について前野先生のアドバイスを交えながら、詳しく見ていきましょう。
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慶應義塾大学大学院教授 前野隆司さんインタビュー:4つの幸福因子から導き出した「幸せな働き方」の法則とは?

前回、「すべての人が幸せに働ける働き方はあるのか?」をテーマにお話を伺った慶應義塾大大学院教授・前野隆司さん。 より幸せな働き方を実現するためには、幸福学研究で明らかにされている4つの幸福因子に目を向けると良いといいます。
人生をより幸せに感じることができるなら、ぜひとも実践したいところですが、私たちが幸せに働くためのヒントも、これらの4つの因子別に見つけることができるとのこと。今回は、その具体的な方法について前野先生のアドバイスを交えながら、詳しく見ていきましょう。
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前回、「すべての人が幸せに働ける働き方はあるのか?」をテーマにお話を伺った慶應義塾大大学院教授・前野隆司さん。 より幸せな働き方を実現するためには、幸福学研究で明らかにされている4つの幸福因子に目を向けると良いといいます。
人生をより幸せに感じることができるなら、ぜひとも実践したいところですが、私たちが幸せに働くためのヒントも、これらの4つの因子別に見つけることができるとのこと。今回は、その具体的な方法について前野先生のアドバイスを交えながら、詳しく見ていきましょう。
→前野隆司さんインタビュー記事はこちら

幸せな働き方を実現するための4因子

 
 

1.自己実現と成長のために「やってみよう!」

人が幸せと感じるために寄与している因子を分析したところ、上記の4つの因子が導きされたという前野先生。著書「幸せのメカニズム」によると、幸福を実現するために結びつきが深い第一の因子は、自己実現と成長に関連する「やってみよう!因子」だそう。

「この因子をキャリアに生かすとすると、自己実現のために夢や目標を持つこと。自分の可能性がどこに広がるかは分からないから、普段からいろんなことに興味を持ち、自分の強みを見つける活動をしていくことが重要です」。

自分の強みが見つかると、自分に自信を持つことができ、自分の得意なことで社会や他者に貢献することができます。自分を高めるための努力を重ねて成長を続け、なりたかった自分を実感できることで、幸福感が得られるということでしょうか。

2.周囲とのつながりを大切にする「ありがとう!」

第一の因子が自分のために向けられているのに対し、第二の因子は周囲とのつながりを意識し、感謝することに関連しています。

「いろんな人と会ってつながることで、たくさんの情報を取り入れることができます。転職を考えている人なら、転職先の人ともつながりを持ち、良い話があればうまくチャンスを掴むこと。感覚を鋭敏にして情報を得ていれば、良い話は自然と舞い込んでくる。他者との多様なつながりを大切にできれば、自己実現にもつながっていきます」

有益な情報を交換し合える他者との関係性は、自分にも相手にもありがたいもの。与え合うことのできるつながりを大切にし、感謝することで充足した気持ちを得られるのかもしれません。

3.自己受容をして前向きになれば「なんとかなる!」

3つめに重要な因子は、「楽観的」であること。

「自分は駄目だと思うと、本来自分ができることも可能性を閉ざしてしまいます。一つの目的にこだわりすぎず、一つがうまくいかなければ他のことに切り替えるなど、心をオープンにして感覚を研ぎ澄ませるようにしましょう」。

楽観性が強いと、いろんな他の要因に左右されすぎずに自分の置かれた状況を受け入れられるため、自分のポテンシャルに集中して自己実現に取り組むことができそうです。ネガティブなことにくよくよせず、「なんとかなる!」の精神で前向きに進むと、次のチャンスに巡り会えるのも早そうです。

4.人の目を気にせず「あなたらしく!」

4つ目は、他者と比較をしない独立精神とマイペースな心構えに関連する心的要因。

「働き方においても、人の目を気にして自分の本来の価値観を歪めないこと。収入などの条件は、一般的に良いとされるものでも、自分にあった仕事や働き方を選ばなければ自分らしく働くことはできません。無名だけど良い会社など、他人の評価ではなく自分が評価できる仕事に巡り会えたらなら、選択してみることです」。

社会が良しとするものでも、自分の心が動かないことに投資する必要はありません。自分の特性や価値を見誤らないためにも、他人の目を気にしすぎることなく心に正直な選択をできるようにしたいですね。

 

可能性の芽を摘まないこと

 

以上の4つの幸福因子を意識して自分の働き方を見つめなおすと、自分が幸せな働き方を実現できているかどうかを判断することができるでしょう。

幸せではないと感じた人は、前野先生のアドバイスを元に、まず一歩を踏み出すこと。世の中にあふれる良い刺激はたくさん取り入れ、良くない刺激からは身を守る。そのための判断材料を持つために、自分の心に偽らずに生きる姿勢を持てれば、幸せな働き方は自ずと実現できそうですね。

 

【プロフィール】
前野隆司氏

慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科委員長・教授。キヤノン株式会社でのエンジニア職、慶應義塾大学理工学部での教員職を経て現職。研究分野は人間システムデザイン(社会・コミュニティー、教育、地域活性化、農業、NPO、ヒューマンインタフェース、認知科学・哲学など)、幸福学など。著書は「思考脳力のつくり方」(角川新書)、「幸せのメカニズム」(講談社)など多数。
(HP:http://takashimaeno.com/)

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