一般的なイメージを払拭する、リクルートライフスタイルの契約社員
――リクルートライフスタイルの企画営業職で3年半働くことで、どのような能力が身に付きますか?
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高橋さん:企画営業の仕事は、与えられた業務をただこなすのではなく、クライアントの現状を自分なりに解釈し、課題を設定して解決するためにどう動くべきかを、経営者のパートナーとしてひたすら考え抜く仕事です。より良いサービスを提供し、そこから価値を生み出すために、あらゆる角度からアプローチし、目標を達成するスキルをとことん磨くことができます。
大川さん:例えば、お客様へ記事掲載をご提案する場合、原稿の中でお得なクーポンや商品の魅力が伝わる写真があれば、お客様が求めている層のカスタマーを獲得しやすい、といった説得材料が必要です。お客様の商品をどう売るか、またいかにしてお店にカスタマーを呼ぶかといった企画力は、営業という職業全てに共通するスキルです。私たちは、社員が今後の人生で役立てられる普遍的な力が必ず身に付くように、万全な環境を整えていると思います。
――日常的に利用されるサービスを扱うからこそ、仕掛けた企画に対してのリアクションも得やすく、自分がステップアップしていくのを実感できそうですね。やりがいの多い仕事だと思いますが、「契約社員」という雇用形態にネガティブなイメージを抱く方も多いのではないでしょうか?
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大川さん:契約社員と聞いて多くの方が思うのは、長く勤められない可能性がある、役職やポジションを与えられる機会が見込めないということだと思います。
高橋さん:役職以外にも、責任ある仕事を任せてもらえない、自分の成長が見込めないという点も契約社員という雇用形態が与える印象だと思いますが、弊社では営業組織を構成する社員のうち、約8割が契約社員です。組織の中核をなす彼らの活躍が制限されることはありませんし、能力があればマメネジメントも責任ある業務もお任せできるように、全国のエリア拠点で誰もがスキルアップできる体制と環境を整えています。
大川さん:十分な力を身に付けて卒業していく社員が多い中、希望者には契約満了後に正社員として残る選択肢もあります。
――実際に3年半後に正社員を希望して残る方はどのくらいいらっしゃるのでしょうか。
大川さん:4人に1人くらいの割合です。契約を満了してから正社員になるケースもあれば、満了前に希望する社員もいますし、ケースバイケースです。
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高橋さん:3年半で卒業することを選択した方にも、転職へ向けた集合研修や面接練習の機会を設けています。卒業すると決めた方には、約1年前から次のキャリアへ向けたビジョンを描いていただき、半年前にガイダンス。3ヵ月前には面接練習という流れで次のステージに進みやすいようにサポートをしています。プロのキャリアカウンセラーと卒業生の1対1によるキャリア面談も必ず行なうようにしていますし、キャリアアップ支援金として全卒業生に100万円を支給しています。
――そこまで手厚いバックアップがあるのですね。ちなみに正社員登用試験ではどういった点が採用のポイントになるのでしょうか?
大川さん:営業成績ももちろん大事ですが、人間性やリーダーとしての志向があるかないかも重要視しているところです。お客様のビジネスを自分事ととらえて一緒に悩み、結果を目指すことができるか、また、拠点でのチームワークを円滑に推進する意識を持てるかといったマインドは、結果として成績にも反映されることですので、これらの要素を兼ねそろえるバランスを重視しています。
限られた時間でベストパフォーマンスを出せる人材が育つ
――企画営業というと、華やかである反面ハードワークな印象もありますが、御社では労働時間の規定をかなり厳しく設けているそうですね。
大川さん:営業職は基本的にみなし労働制なので、定時退社の概念はありませんが、弊社には22時以降の業務を是としない風土が根付いていますので、多くのグループが22時以降の残業を発生させないように管理を徹底しています。止む終えない事情で22時以降も会社に残って仕事をする場合は、基本的に上長への申告が必要です。
――徹底して管理されているのですね。クライアントや納期ありきの業務では、状況次第では規定の時間内で業務を終えることが難しい場合もあると思うのですが、そこまで厳しくされている理由は?
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大川さん:仕事は仕事で集中し、休日はしっかり休むというメリハリを習慣付けてほしいからです。
弊社では成長に関するガイドラインを設定し、社員一人ひとりがそれをきちんと体得できるようにマネージャーが育成します。あわせてトラブルやお客様の対応に関することなど、さまざまな研修制度も設けています。最初はハードに感じることもあるかもしれませんが、結果的に業績を上げながら時間内に効率よく仕事を終わらせる能力が身に付くスキームになっています。
実際に、20時や21時まで残業をする社員がいる一方で、結果を出しながら19時前後には退社し、有給も消化している社員もいます。ただ業務時間を制限するのではなく、結果が伴うタイムマネジメントを行うことで、限られた時間でもベストパフォーマンスを出せるという体験を積み重ねていただきたいと思っています。
――なるほど。自分でメリハリを付けることは大事ですがなかなか難しい面もあります。そこを会社できちんとシステム化して"メリハリを義務化する"というのは魅力ある特徴ですね。
仲間の存在がモチベーションの維持につながる
――営業で業績を上げるには常にモチベーションを高く保つことが重要だと思いますが、3年半さまざまなプロジェクトに携わる中で、社員の皆さんはどのようにモチベーションを見いだしていると感じますか?
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高橋さん:小さな成功体験の積み重ねでしょうか。クライアントの原稿掲載から効果出しまで常にPDCA(Plan、Do、Check、Act)を繰り返す仕事ですので、成功体験を積みやすい点はあると思います。また、チーム制で目標と成果を連帯で分かち合うため、各拠点での仲間意識はとても強いと思います。
大川さん:頑張りに対してきちんと評価をする表彰制度があるため、チーム一丸となって金賞を目指して努力をしたり、個々の強みを発揮しつつ、苦手な部分や手が回らない部分は互いに補い合い、同じゴールを見ているため、時に反発しあうこともあるとは思いますが、最終的にチームで達成することに関してのブレはありません。先日契約期間を満了した社員と話す機会があったのですが、「大変な部分もあったけれど、結果を出すことで仲間が褒めてくれたから最後まで頑張れた」と話してくれたことからも、チームメイトの存在がモチベーションにつながっている部分は大きいと思います。
――最後に、貴社が出会いたい人材について、どんなところを重視しますか?
高橋さん:自分自身の課題を乗り越えた経験があるかないかはとても重要だと考えています。乗り越えたハードルが高ければ高いほど、勤め上げられる糧になると思います。
大川さん:やはり営業職ですので、第一印象で重要となる身だしなみへの配慮や、コミュニケーション能力の高さもですが、周囲へどれだけ情報共有できるかという協働性も重視しています。例えば、辛い時や厳しい状況時に、仲間にSOSを出せるかどうか。全員が一つのゴールに向かって走っていくために、一人で問題を抱えてしまうようなことがないようにしてほしいと思います。与えられた3年半を全うする覚悟を持って望んでいただければ、会社も全面的に個人の成長を支援する覚悟で向き合いますので、自分を成長させたい人は思う存分ここで力を発揮していただきたいですね。
取材・文/ドラドナッツ・開洋美 撮影/菊池友理
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