- <人物肩書き>
-
青野 光一
2000年 大学卒業後、株式会社インテリジェンスに入社。11年間人材コンサルタントとして活躍
2011年 株式会社リブセンスに採用責任者として入社。約4年間、新卒採用、中途採用、人事制度改定など幅広く従事
2015年 株式会社キープレイヤーズにパートナーとして参画。業界経験を活かし、主にインターネット業界、人材業界の方の転職支援に携わる。またNPO法人キャリア解放区にてアウトロー採用(http://outlaw.so/)を運営、その他採用コンサルタント、人材会社の顧問としても活躍中
転職時のミスマッチはなぜ起こる?
――はじめに、青野さんご自身のキャリアを教えてください。
青野氏:大学卒業後、株式会社インテリジェンスに入社しました。11年間人材紹介事業に従事した後、株式会社リブセンスに採用責任者として入社し、 約4年間新卒採用、中途採用をほぼ1人で担当しました。
現在は人材紹介会社のキープレイヤーズ(http://www.keyplayers.jp/)で、主にインターネット業界、人材業界の方の転職支援を行っています。
――ずっと人材サービスや採用のお仕事をされてきたのですね。
- 青野氏:はい。これまで5000名程度の転職希望者にお会いしてきました。 その方の今までの人生と現状の悩みをお聞きして、人生の転機をサポートできることにやりがいを感じています。
――経験豊富な青野さんにお聞きしたいのですが、最近「実際に転職してみたら想像していた職場とかけ離れていた」という転職者の声が聞かれます。 こういった転職時のミスマッチは、なぜ起こるのでしょうか?
青野氏:情報収集不足は原因の一つだと思いますね。仕事内容や雰囲気について、そもそも面接でちゃんと確認していない方も多いですし…面接官も都合の悪いことは曖昧にしたり、 上手く誤魔化したりする方もいます。
少し冷静に考えたら実際は違うんじゃないかと思うことでも、面接官に言われると信じてしまう方が多いですよね。
「ベンチャーで活気があります」と面接官が言っていたので入社したら、実際はあまり活発な雰囲気ではないし、飲み会の開催などもなくて予想と大違いだった。
こういった場合、会社のクチコミや代表の経歴などを調べたりすることで、面接官の言っていたことが本当かどうかはある程度判断できるようになると思います。
情報収集をする上で、意外と忘れがちなもの
――会社情報の他に、どのような情報を集めていけばよいのか、具体的に教えてください。
青野氏:当たり前ですが、業界研究や企業研究は大事ですね。業界研究をしていない人は意外と多いんですが、大まかな業界構造や課題はきちんと調べるべきです。
- さらに、受ける会社はもちろん、競合の会社についても調べておく。拮抗している会社間の売上規模などを比較して、どうして差がついているのか、戦略はどう違うのか、どんな能力が求められるのか、自分なりに考えておくことがミスマッチを防ぐ要因になると思います。
売上規模などの会社情報はWEBなどで調べられますし、僕のところに相談に来ていただけたらお手伝いすることもできます。
エージェントの価値は、「業界を詳しく知っている」、「各企業との太いコネクションがある」といったところにあるので。
業界の話や、実際どういうバックグラウンドの方がその会社で働いているかを知りたい方は一度相談にお越しください。
情報収集の際は、1つのソースだけだと偏った情報になってしまいますから、エージェントや企業HP、書籍など、複数のソースを使って進めていくことが必要です。
ソースの一つとして、「転職会議」のクチコミは僕も参考にしています。
――クチコミを見る際、青野さんが心がけていることはありますか?
青野氏:「時系列も一緒に見る」ということですね。
2009年までは評価が悪いけど、2013年からは良くなってきてるから、今は社内の状態もいい雰囲気なのだろう、と推測することもできます。
それと、クチコミを書いた人がアルバイトか、正社員か、といった書いている人のポジションも文章からなんとなく読みとれるので、合わせてチェックしておくことが大切だと思います。
自分だけの「幸せの選択軸」をしっかりもつ
――他に、転職活動を進めていく中で大切なことを教えてください。
「どういう転職だったら自分が幸せなのか」という「幸せの選択軸」を、周りに流されずちゃんと持つことですね。
年収が高い企業や、大企業に就職することが良いことだという世間の流れに流されず、自分の本能に従ってみるといいと思います。とにかく家から近い職場がいいとか、一緒にいて楽しい人たちと働きたいとか、自分の気持ちに正直になるんです。
まずは自分の価値観を考えてみるといいかもしれません。1番大事にする価値観は、「お金」でも「プライベートを大事にしたい」でも「とにかく楽しく働きたい」でも何でもいいと思います。
自分自身ができることや、得意なことから考えていってもいいですし、会社の選び方ってもっと多種多様でいいんですよ。
極端ですけど、本当にやりたいことが見つかるか、本当に嫌な経験をすると、自分の価値観がはっきり出てくるんですよ。
でも、ほとんどの人はそういう極端な経験がないから、「なんか刺激がない。このままでいいのかなぁ」って思いながらもやもやしているんですよね。
それが普通だと思います。
――「幸せの選択軸」を持とうとしても、なかなか自分の価値観が見えない場合はどうしたらいいんでしょうか?
それは「せっかく大学を出たんだから」「有名な会社に入ったほうがいい」などの、世間体や見栄が、自分の価値観を邪魔しているんだと思います。
まずはそれを取っ払うことで、自分の価値観に一歩近づくことができます。
【第二新卒専門の転職サポートを受けたい方は】
【エンジニア、クリエイターの転職なら】
 
※プロモーションが含まれています
転職会議レポート編集部 オススメの転職サービス【PR】
【選ばれる理由】
【1】リモートワーク、時短やフレックス勤務などの求人を多く保有
【2】従業員の性別比率や取り組みに関する情報など、企業のスタンスを客観的なデータから把握できる
【3】正社員の求人以外にも、業務委託案件からエグゼクティブ案件まで幅広く網羅
【選ばれる理由】
【1】職務経歴書や面談アドバイスなどの手厚いサポート
【2】非公開求人も含めた多数の求人の中から最適な求人を紹介!
【3】志望の企業へあなたの強みをアピールしてくれる