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今年の就活はミスマッチの温床?学生が直面するリスクと対策

6月1日、各社の選考が解禁になり、大学4年生の就職活動がスタートしました。 昨年は8月に開始した選考が、今年は2ヶ月早まったことから、就活生にとっても企業にとっても「短期決戦」となった今年の就活戦線。十分な検討期間が持てないことから「ミスマッチ就職が起きるのでは?」と一部で囁かれています。 さらに今年は、バブル期に近づく勢いで学生が優位な売り手市場。この2つを背景に、今年の就活はどのように展開していくのか、キャリアコンサルタントの井上亮さんにお話を伺い、ミスマッチ就職のリスクについて独自の見解を教えていただきました。
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今年の就活はミスマッチの温床?学生が直面するリスクと対策

6月1日、各社の選考が解禁になり、大学4年生の就職活動がスタートしました。 昨年は8月に開始した選考が、今年は2ヶ月早まったことから、就活生にとっても企業にとっても「短期決戦」となった今年の就活戦線。十分な検討期間が持てないことから「ミスマッチ就職が起きるのでは?」と一部で囁かれています。 さらに今年は、バブル期に近づく勢いで学生が優位な売り手市場。この2つを背景に、今年の就活はどのように展開していくのか、キャリアコンサルタントの井上亮さんにお話を伺い、ミスマッチ就職のリスクについて独自の見解を教えていただきました。
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2年連続の改定に振り回される学生たち

「学生は学業に専念を」という理由で、企業の選考開始時期が4ヶ月後ろ倒しになった中で就職活動を行った2016年春卒の就活生。その実態は、選考期間が短くなることで、採用活動に影響が出ることを懸念した企業が「インターン」や「ジョブマッチング」という名のフライングで学生の囲い込みを行ったため、かえって就活は長期化し、疲弊した学生が増える結果となりました。この背景について、井上さんは「大手企業が学生を採りやすい状況になり、中堅・中小の企業は苦戦する傾向にありました。学生が他の企業に逃げないようにするオワハラが増えたのも、選考開始が後ろ倒しになったことが影響していると思います」と言及。実際、大手の内定を選んだ学生による中小企業の内定辞退の増加は問題化し、わずか1年で選考開始時期は2ヶ月前倒しの6月に改定されました。

 

来年は転職ラッシュ?ミスマッチで離職・転職率は高まるの?

企業の採用選考が2ヶ月早まったことで、求職者にも企業にも短期決戦となった今年の就職活動。短時間で就職・雇用を決めなければならなくなったことについては、「双方に影響があると言えます。学生はエントリーシートを急いで仕上げて十分な内容を提出できず、企業側も採用審査に十分な時間が持てないことで、ミスマッチが起きる可能性は高まると思います」とのこと。
本来なら十分な時間を経て、ベストなマッチングを望みたいところですが、十分な時間が与えられずに就職先を選ばなければならない今年の学生は、なんとも不利な状況と言えそうです。

 

売り手市場は学生を甘やかす?

さらに、2年連続の採用開始時期の変更に加え、バブル期に近づく勢いで学生が優位な売り手市場と言われているのが今年の就活状況。めまぐるしい変化の中にありながら、志望する企業・業界に受かりやすい傾向は、学生にとってどう影響するのでしょうか?

「景気が良くなってきたことを背景に、採用人数を増やしている企業が増えています。これまでは100人採っていたところが、200人に増やすなど、学生の立場で考えると、大手の志望企業に受かるチャンスは増えたと思います」

一方で、「希望する企業に入りやすいと思うのは甘い考え」とも。採用する企業も短期決戦で、一人ひとりの審査を吟味する時間を十分に持てない中、個性を発揮できない学生は良い印象を残せないかもしれません。今年の就活は短期戦ですが、自己分析などの対策を疎かにせず、勝負に挑む姿勢が求められています。
 

就職のミスマッチは、配属ミスが原因?

井上さんはまた、最近の新入社員の入社後にみられる状況について、希望する仕事に就けない“ミスマッチ配属”を指摘。「大手企業に就職した学生も、3ヶ月と短期で辞めてしまうケースもあります。理由は希望する配属先に行けなかったこと。同じ理由ですぐに辞めてしまう新卒生はとても多いです」。

嘘をついてでも採りたいという企業はないにしても、「優秀な人材欲しさに、少し背伸びをしてしまう」傾向はあるようです。「学生の方でも、最近は転職するのは当たり前という認識が広まってきているので、就職した会社を離職することにあまり抵抗がないのかもしれません」。

「自分の頃と比べても半年くらい違う」としながら、井上さんは「優秀な学生は1年・2年からインターンとして働き始めるのが普通になりつつある」という時代の変化を指摘。昔のように、骨を埋める覚悟で定年まで働く、という考えは今の若い世代にはないようです。

 

ミスマッチ就職を防ぐために、学生ができることは?

自分の可能性を求めて転職することは大いに良いことですが、時間的な事情で今年の就活生が不利益を被るのは不公平というもの。学生側ができる限り、理想の就職をするためには、OB・OG訪問が有効だそうです。

「自分が希望する企業に勤めている先輩の声を聞いてみると良いと思います。企業が発信している採用情報以外に、実際の現場の雰囲気や社風について知ることで、自分がこの会社で働いていけるか実感を深めてシミュレーションすることができると思います」。

転職会議のクチコミにも、実際に企業で働く人の声が多く寄せられているため、OB・OG訪問と同様のシミュレーションができそうです。早い人はすでに内定が出はじめているかもしれませんが、「本当に自分が働きたいと思える会社」かどうか、現場の先輩の声を調べて見極めてみてはいかがでしょうか?


 
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