3割以上が経営者級を目指したい
まず、「どこまで出世したいか」という質問の回答を見てみると、「社長まで出世したい」(16.4%)、「役員クラスまで出世したい」(13.9%)と、経営クラスまで登りつめることを目標にする人は3割超え。出世したい理由でもっとも多かったのが「給与・年収を上げたいから」(38.5%)と、生活水準を上げることで人生をより豊かにしたいという心の声が垣間見える結果に。その次に多かったのは、「経験を積みたいから」(13.8%)、「自分の裁量で組織を動かしたいから」(13.2%)。階級があがることで包括的に仕事をマネジメントできるようになることから、スケールの大きな仕事をしたいという野望を抱いていることが分かります。
経営者級は目指さないまでも、「部長クラス」を目指す人は全体の10.8%。興味深いのは「次長クラス」(4.3%)、「課長クラス」(9.9%)、「係長クラス」(7.0%)よりも「主任クラス」(16.8%)を目指す人が多く、まずは一番近くの高みをコツコツと目指したいという心理が現れているのかもしれません。
「出世したくない」2割は「責任が重くなる」から
同じ質問を男女別に見てみると、経営者クラスを目指す男性は43.0%だったのに対し、女性は17.7%と倍近くの差が見られ、女性はさほど上昇志向は高くないことが分かります。
では、出世を望んでいないのかという視点で結果を見てみると、全体の約2割(18.2%)が「出世したくない」と回答。男女別では男性が10.5%、女性は25.6%が「出世したくない」と考えている様子。その理由として、「責任を持ちたくないから」(29歳/男性)、「平社員が楽」(29歳/男性)、「責任はできるだけ負いたくない」(27歳/女性)、「面倒な仕事が増えそう」(30歳/女性)という声があり、裁量と共に責任を抱えることのストレスを不安視していることが分かりました。
自分にとってのベストを目指す
やるからにはトップを目指す、という考えからか、経営者クラスを目指す人は少なくない印象ですが、心に負担を強いてまでは高みを目指さないという声も無視できない今回の調査結果。理想と現実のバランスをうまく見定め、身の丈にあった自分のベストを目指しているのかもしれませんね。
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