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バレたらどうなる?学歴詐称してしまう人の心理と末路

今月、タレントで経営コンサルタントのショーンKさんが、自身のオフィシャルサイトに記載していた学歴に誤りがあったことを週刊誌に指摘され、大きな波紋を呼びました。 自身の言葉では「急ごしらえのβ版のまま、長い期間、誤りが存在するまま放置されてしまいました」と弁明しているショーンさん。現在のところ訴訟に発展するような問題にはなっていませんが、出演していた番組を降板するなど、活動を自粛することで責任をとる姿勢を見せています。 経営者であるショーンさんはこのようなかたちで「けじめ」を見せましたが、もしも私たちが学歴や経歴を偽り、企業に雇用され、それがバレた時、雇用先からどのような処遇を受けるでしょうか?
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バレたらどうなる?学歴詐称してしまう人の心理と末路

今月、タレントで経営コンサルタントのショーンKさんが、自身のオフィシャルサイトに記載していた学歴に誤りがあったことを週刊誌に指摘され、大きな波紋を呼びました。 自身の言葉では「急ごしらえのβ版のまま、長い期間、誤りが存在するまま放置されてしまいました」と弁明しているショーンさん。現在のところ訴訟に発展するような問題にはなっていませんが、出演していた番組を降板するなど、活動を自粛することで責任をとる姿勢を見せています。 経営者であるショーンさんはこのようなかたちで「けじめ」を見せましたが、もしも私たちが学歴や経歴を偽り、企業に雇用され、それがバレた時、雇用先からどのような処遇を受けるでしょうか?
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学歴・職歴を詐称しても入社できるの?

新卒採用だけでなく、中途採用の場合も卒業証明書や成績証明書など、学歴の確証を求める企業はありますが、コピーの提出を許可するケースもあり、その気があれば偽りの情報で入社できてしまうことがあります。

採用時に確証を求められず、仕事を始めるにあたり結ぶ労働契約や入社誓約書にも専門分野での学歴や職歴について言及しないという会社なら、履歴書にウソがあったとしてもバレずに入社することができてしまうのです。

転職者が自分を「盛る」のは、こんな時

好きな仕事に就くためや、昇進のためとはいえ、偽りの経歴で職を得ることは許されるものではありません。それでも経歴をごまかす人には、こんな背景があるようです。

◆ 在籍年数、学部を偽る
入りたい大学を譲れなかったための浪人期間、卒業までに時間がかかった留年期間を隠すため、在籍年数を偽るケース。「専攻した学部では就職したいポジションは狙えないから」と学部を偽ることもあるようです。

◆ 雇用形態を偽る
派遣勤務を正社員勤務などと偽るケース。正社員と変わらない仕事をしているのに、待遇は正社員以下、という非正規雇用者の悩みはよく聞く話。経験もスキルもあるのに、「正社員での雇用歴がないだけでチャンスを逃したくない」という理由から、転職時につい偽ってしまうのです。

◆ 転職回数を少なく偽る
短期で離職した過去があり、転職を繰り返す人が少なく職歴を申告するケース。いろんな仕事を経験し、スキルを高める姿勢を評価する会社もありますが、就労期間の短さや転職回数の多さが目立つと、「またすぐに辞めるのでは」と採用を見送られることも。それを懸念し、面接時と入社後の労働条件が違った、などのやむを得ない職歴は「カウントしない」と自分を正当化することがあります。

◆ 資格、免許を偽る
建築士や教員、医療従事者など、資格や免許を取得していることを厳しく求められる業界以外にも、資格を持っていることが「優遇」される職場があります。英検やTOEICくらいなら、と高めのスコアを提示してしまう人がいるようです。

バレたら懲戒解雇、損害賠償もありえる?

このような経歴の偽りは、企業の方針が変わって証明書を求められる、といったケースがない限り明るみに出ることはなさそうですが、職場や会社の飲み会でのちょっとした会話からぼろが出る、という可能性は十分にあります。

 
また、雇用保険などの加入履歴から、前職の在職期間を知ることは容易ですし、会社が疑いを持った場合は出身校に問い合わせるなど調査する方法もあります。最近はFacebookなどのSNSで学歴や経歴を知ることもできますし、情報を偽れば友人や同じ大学のOG・OBから漏れ伝わるということもありえます。

ウソが発覚した時、会社が雇用の条件として必要だったはずの経歴がないことを不当とした場合は採用の取り消し、懲戒解雇もありえます。経歴に見合った給与を保障していた場合、賃金の返還を求められることは稀ですが、会社になんらかの損害が生じている場合は賠償を求められるリスクも含んでいます。

ウソをついて苦しむのは自分

偽りの経歴は、第一線で活躍するためのチケットになり得るかもしれませんが、あとあと辻褄を合わせたり、いつバレるかという不安を抱える日々を過ごしたり、苦しむのは自分です。

ショーンKさんのケースでは、誤った学歴を公開していたことが指摘される一方で、ビジネスパーソンとして彼の手腕を評価する声もあり、経歴を重視しすぎる日本社会全体の問題を指摘する動きも見られます。

企業側も高スペックの人材にこだわらず、個人の才能や個性に目を向ける姿勢を求められますが、転職者も「ありのままの自分」にチャンスを与えてくれる会社を見極めることが重要です。入社後に両者が「こんなはずではなかった」とならないように、背伸びしすぎず健全に働ける仕事を選びたいですね。

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