就職売り手市場、その背景にあるのは?
近年、伸び続ける就職売り手市場の背景にあるのは、景気の上向きを見越しての事業拡大や、人口減少社会といった理由から起こる人材不足を解消するための、採用ニーズの高まりです。
採用予定者数が多い企業は、それに比例して人員確保が難しくなり、採用競争の激化で新卒者の獲得が難しくなるため、各社あの手この手で新卒者の関心を引くために工夫をこらしています。
転職も売り手市場なの?
人手不足を補うために、経験を積んだ即戦力を求める動きも当然あり、近年の転職市場の傾向を見ても企業は中途採用にも意欲的と言えるでしょう。
厚生労働省が発表する一般職業紹介状況を見ても、毎年の有効求人倍率は平成21年(リーマン・ショックの翌年)から今年まで右肩上がりで増えていて、景気の動きに合わせて企業の採用ニーズも増えていることが分かります。
また就活がスタートしたこの時期は、退職や移動による人材減を補填する動きが活発になるため、中途採用にも良い影響が。転職者にとっても決して不利な状況ではなく、より良い働き方にシフトするチャンスをつかみやすいのではないでしょうか。
求人率が上がっても油断は禁物
ところが、求人数が増えると、その動きに背中を押され、応募者も増えるというもの。競争率も比例して上がることに。
総務省が実施する労働力調査を見ると、2015年の完全失業率は3.4%、と前年の3.6%年別では減少していますが、月別で見ると最新2月は3.3%。先月の3.2%からわずかに0.1%悪化しています。
悪化した背景は、売り手市場の優位性を信じた人の自発的な離職が増えたものの、次の職にまだ就いていないことが要因とされています。
浮足立たず、自分ペースで転職プランを
このように、新卒生だけでなく転職者にとっても売り手市場と言える傾向が続いていますが、採用が活性化しているからといって、転職成功率が上がるとは限りません。勇み足をして離職してしまうのはリスクがあるため、焦りは禁物。世の中の動きに踊らされず、自分のペースで良い転職先にめぐりあえるよう、まずは落ち着いて気になる会社のクチコミチェックを吟味してみてはいかがでしょうか?
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