現役女性ドライバーの声で不安を払しょく
よくタクシーを利用する人なら、止めたタクシーに乗った瞬間、女性ドライバーに笑顔を向けられて驚いた、という経験が少なくないのではないでしょうか?タクシー業界では数年前から女性ドライバーの採用が増えていて、女性ならではのサービス提供をうたう例が目立っています。
数年前から女性比率を高めてきたという国際自動車は、タクシー利用客の半数以上が女性であること、そしてその多くが女性ドライバーを好む傾向にあることを背景に、女性ドライバーの採用を強化。2020年の東京オリンピックに向けて1000人の女性社員が活躍する企業を目指しています。
事故や犯罪に対する希望者の不安を取り払うため、現役の女性ドライバーによるQ&Aや座談会のレポートで仕事の詳細を採用特設サイトに掲載し、男性が多い現場での働き方や待遇について先輩のリアルな声を届けて働きやすさをアピール。営業所に女性専用の休憩スペースやシャワールーム、仮眠室を整備するなど、女性が快適に働ける環境を整えています。
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警視庁も女性警察官の採用・登用を拡大
社会の秩序を守る現場でも、女性の積極採用は進んでいます。公式発表によると、毎年度1,000人を超える女性警察官を採用している警視庁は、平成26年度に約1,663人の女性警察官を採用。その数は年々増加傾向にあります。
女性警察官の幹部への登用も進んでいて、27年4月1日現在、警部以上の階級にある女性警察官は349人。自分以外のほとんどが男性警察官だったという時代から勤務する先輩女性の声を採用特設ページに掲載し、刑事やリーダーとして活躍する女性の姿をアピールしています。
女性の警察官が増えることで、女性が被害者となる性犯罪や暴力事件などの捜査や、被害者の支援が行われやすくなり、一般女性にとってもより暮らしやすい世の中になることが期待されますね。
ガテン系職も作業服女子が活躍
「けんせつ小町」「ドボジョ」「トラガール」…これらの言葉の意味が分かる人はどれくらいいるでしょうか?
2020年の東京オリンピックに向け、建設ラッシュに湧く湾岸エリア。人手不足が叫ばれる中、国土交通省と建設業界が声を合わせ、土木関係の現場で活躍する女性労働者の数を、現在の10万人から2019年までに倍増させる目標を掲げています。
「けんせつ小町」「ドボジョ」はこうした現場を支える、建設業に従事する女子の愛称。体力勝負のキツイ仕事と思われがちですが、業界では塗装や造園、機械操作など、技術があれば女性でも活躍できることをアピール。作業服に身を包み、第一線で活躍する女性の姿を収めた「土木女子!」なる写真集(清文社)も出版され、全体の2.7%というまだまだ低い女性の割合が拡大することを期待しています。
また、男性の仕事としてイメージが定着しているトラックドライバーの現場でも、女性を求める声は高まっています。細やかな気配りや丁寧な運転ができる女性は、むしろこの業界に適正ということから、国土交通省は「トラガール推進プロジェクト」を掲げ、大型車を乗りこなす女性の姿や、ドライバーによる女子会など、さまざまな企画で現場の魅力を伝えています。
女性ならではの視点に期待
このほかにも、運送業界や引っ越し業界など、男性が多い業界が女性の活用を進める動きは高まっています。こうした業界は、女性ならではの気配りの行き届いた仕事で現場の生産性が上がることを期待しているようです。また、男性多数の現場で女性が増えると会話の内容も変わることから、現場の雰囲気がやわらぐなど、新たなコミュニケーションが生み出す付加価値を期待する声も。こうした業界に女性の視点が加わることで、私たちの生活にも良い形で影響があることを期待したいですね。
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