1.年収と手取りの違いを知る
1-1.そもそも「年収」とは何か
年収とは、1年の間に稼いだお金すべてのことを指しており、「額面給与」とも呼ばれます。会社から振り込まれるお給料はこれではなく、年収から社会保険料や税金が差し引かれた金額です。
1-2.「手取り」とは何か
手取りとは、実際に会社から振り込まれるお金のことであり、実質的に手元に入って自由に使うことができる金額のことです。年収から住民税や保険料や所得税、経費などが差し引かれた金額です。
- つまり、年収は手取りより高いことになります。一般的には、手取りは年収の80パーセント程度のようです。これは、実際にもらっている給与の総額や、家族構成などによっても変わってくるため、目安として覚えておくと良いでしょう。
2.控除されているお金にはどんなものがあるか
2-1.控除の種類と「年末調整」について
控除には、所得税、住民税、配偶者控除、生命保険、扶養控除、健康保険、雇用保険、厚生年金、年金加算掛金などがあります。
月々の給料からこれらが控除された金額が「手取り」として振り込まれるのですが、その時点での控除額の計算は正確なものではありません。これは、1年を通して見た時に、会社側が必要以上に控除をしすぎてしまっている場合があるためです。そういった場合には、「年末調整」の際に会社からお金が返ってきます。「年末調整」の時にはじめて、その年の正確な控除額が算出されるのです。
2-2.給与明細をしっかり見てみよう
給与明細をろくに見ずに捨ててしまう方もいるでしょう。しかし、知らないうちにいろいろと控除されているのではなく、何についてどれくらいの金額が差し引かれているのかを把握しておきたいものです。何らかの手当が増えるとその分年収から控除されていたり、保険料が上がったりしているケースもあるため、明細を見てしっかりと確認しておきましょう。
3.源泉徴収票について
3-1.1年の控除額を把握するには「源泉徴収票」を見ると一番早い
- 源泉徴収票とは、自分が1年間に稼いだ金額の中でいくらの税金を納めたかが記載された用紙で、勤めている会社に申し出ることで発行してもらえます。1年間の所得が記載されるものなので、年末調整や、それを少し過ぎたあたりのタイミングにもらうことが可能です。
ちなみに、この源泉徴収票は、転職、退職、確定申告の際にも必要です。票の中に記載されている、「支払金額」が年収、「給与所得控除後の金額」が手取りにあたります。
4.まとめ
自身の手取りがどれくらいかを、ぼんやりとしか把握していない方も多いかもしれません。しかし実際には、年収と手取り額が大きく異なることもあるため、自分の目で確かめておくことが大切です。合わせて、自身の年収と納税額が一目でわかる源泉徴収票の存在も知っておくと良いでしょう。転職や退職の際にも必要となる書類なので、社会人として知っておいて損はありません。ぜひ参考にしてみてください。
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